昔は旧暦6月に行われていた

長い間、那覇大綱挽は亜熱帯沖縄の一期作の収穫の時期である旧暦6月に行われていました。新暦では6月下旬~8月上旬頃にあたります。しかし、昭和10年(1935)を境にその歴史は一時中断。戦後、首里・小禄・真和志地区が合併して那覇市がさらに拡大した昭和46年(1971)に、那覇市制50周年の記念事業として復活します。
その際、開催日を10月10日に移すことになりました。10月10日は、昭和19年(1944)に那覇大空襲のあった日。那覇大綱挽は、平和都市・那覇のシンボル行事として生まれ変わり、今に至っています。(その後、「体育の日」の3連休ができたので、その中日に変更されています)。
開催時期は変わったとはいえ、大綱挽は今も昔も那覇の「ハレ(日常とは一線を画す、折り目・節目)」の行事なのです。
【場所】
旗頭行列は国際通り
那覇大綱挽は国道58号線久茂地交差点