ライバルを牽制するため、城主が引っ越しすることに

座喜味城跡にまつわる意外な事実がいくつかある。護佐丸の築いた城(グスク)の中でも最高傑作といわれた座喜味城だが、城主・護佐丸はほんの十数年しか住まなかった。発掘調査によってそれは証明されているのだが、時間をかけて築いた城に、なぜ永く住まなかったのだろうか?
その理由は、ライバルであった勝連城の主、阿麻和利(あまわり)を牽制するために、中山王の命令によって中城城(なかぐすくじょう)に移り住むことになったためといわれている。城主がいなくなり、戦国時代にも戦場にならなかったため、第2次世界大戦まではかなり良い保存状態だったそうだ(戦後に修復・復元されている)。
【住所】
沖縄県中頭郡読谷村座喜味708-6
【電話番号(問い合わせ)】
098-958-3141
【交通】
車(レンタカー) の場合、那覇空港から約1時間5分。沖縄自動車道那覇ICから約45分。
路線バスの場合、旭橋バスターミナルより(那覇市)、琉球バス交通沖縄バス・29読谷線(喜名廻り・久茂地経由)・読谷バスターミナル行き、約1時間。
【営業時間】
24時間(観光は昼間を推奨)
【定休日】
年中無休
【利用料金】
入場無料
【駐車場】
無料
【設備】
駐車場に公衆トイレあり
【備考】
周辺の観光ポイントからは、むら咲むらから車で10分。残波岬から車で12分。やちむんの里から車で17分。