島の美女に一目惚れした役人と、その美女の掛け合いを描いた民謡

安里屋ユンタは八重山諸島の竹富島に伝わる民謡で、安里駅周辺地域とのかかわりはない。竹富島に実在した美女、安里屋クヤマ。クヤマに一目惚れした目差主(みざししゅ。下級役人のこと)とのやりとりを唄にしている。「ユンタ」とは田植えの時などに唄うテンポの良い労働唄のこと。役人からの求婚をはねつけるクヤマの気丈さとユンタが結びつき、19世紀初頭までにできた唄とされている。
歌詞に出てくる「マタハリヌ チンダラ カヌシャマヨ」とは「また逢いましょう、美しき人よ」の意味である。県内外のアーティストがカバーを発表している沖縄の代表的な民謡。
【この唄を聴くには】
おもろまち駅から那覇空港駅方面行に乗車
または、牧志駅から首里駅方面行きに乗車
【HP】
http://www.yui-rail.co.jp/