帆掛けサバニ(船の一種)を操り、慶良間諸島の座間味島から那覇港まで風力と人力だけで走りきる海上レース。梅雨明け直後の真夏の風を受けてサバニが海面を滑る。

毎年6月下旬、慶良間諸島の座間味(ざまみ)島から那覇港沖までの約35.2キロを帆掛けサバニで帆走するレース。サバニとは沖縄で古くから使われている船の一種で、このレースでは「伝統的な帆掛けサバニ」を使って、梅雨明け直後の沖縄の夏至南風(かーちべー)と呼ばれる風をセイルいっぱいに受けてゴールを目指します。
2000年の九州沖縄サミット開催を記念して始まり、2023年で第24回をむかえます。どのチームも1年がかりで準備、トレーニングをしてレースに望みます。レース前日は座間味島で島内でのプレレース「マリリンカップ」や前夜祭が行われ、当日は朝9時に古座間味(ふるざまみ)ビーチからスタート、制限時間内に那覇港防波堤沖まで風力と人力のみで走りきる本格的な海上レースです。このルートは琉球王朝時代には中国との交易ルートであり、太平洋戦争時は米軍の進軍ルートであったもので、歴史を学び平和を祈るコースでもあります。
今年度は那覇港防波堤沖がフィニッシュ地点となっています。
【開催日時】
2023年6月24日(土)、25日(日)
【開催地】
座間味村古座間味ビーチ ~ 那覇港防波堤沖
【問い合わせ】
サバニ帆漕レース実行委員会 (座間味村役場/産業振興課)
TEL:098-987-2277 FAX: 098-987-2278 Mail: zamami.sabani@gmail.com
問い合わせはFAXかメール。
※詳細は公式ホームページで確認
⇒PDFはこちら
【交通アクセス】
座間味島は那覇泊港から座間味港まで高速船で約50分、フェリーで約2時間
古座間味ビーチは座間味港から約1.4キロ、車で約5分