古宇利島のてっぺんにある琉球王朝時代の遺構

古宇利島の中央部やや北寄りで、島の最も高い場所(標高107メートル)にあるアマジャフバル農村公園からは、伊是名島や伊平屋島など近隣の離島と美しい東シナ海が見渡せる絶景ポイントだ。その公園のなかにあるトゥーミヤー(遠見屋)跡は、1644年(琉球王朝時代)に設置された烽火(のろし)の遺構だ。烽火とは、冊封船や異国船、不審船がやって来ると、火や煙をあげて近くの遠見所(台)に伝え、それを島伝いに繰り返して、最終的に首里王府に知らせるための伝達方法。アマジャフバル農村公園は、このトゥーミヤーをとり囲むように広がっている。古宇利大橋からは車で10分ほどの距離なので、せっかく古宇利島まで来たのなら、ぜひここからの絶景を堪能してほしい。東屋もあり、静かで落ち着いた場所なので、休憩するのにも最適だ。
【住所】
沖縄県今帰仁村古宇利島
【電話番号(問い合わせ)】
なし
【駐車場】
無料
【交通】
那覇空港から車で約1時間40分。那覇空港から沖縄自動車道を利用。許田ICで下車し国道58号線を北上。県道110号線を左折し屋我地(やがじ)島方面へ。古宇利島大橋を渡る。今帰仁村方面からは県道505号線からワルミ大橋を渡って屋我地島へ。さらに古宇利島大橋を渡る。
古宇利大橋から10分、島の中央部やや北寄り、途中案内板あり
【設備】
トイレ、東屋