外の世界と内(うち)の世界をつなぐ境目

左掖門は小説「テンペスト」にもたびたび登場した場所。この門の奥は御内原(おうちばら)とよばれ、国王とその親族のプライベート空間で、王妃を頂点とした女官組織が形成されていました。また、国王をはじめごく限られた男性しかできりでない男子禁制の区域で、女性が全てを取り仕切る、いわば大奥のような場所です。
正殿(せいでん)を中心として、男性が取り仕切るエリアが「表」の世界だとしたら、この門より先はいわば「内(うち)」の世界。日の光が入りにくい造りになっているので日中でも薄暗く、門の向こうには神秘的な世界が広がっていそうな、独特の雰囲気が漂っています。
【住所】
首里城公園・有料区域内
沖縄県那覇市首里金城町1丁目2
【見学料金】
首里城公園・有料区域の入館料金
大人 820円/高校生 620円/小・中学生 310円/6歳未満 無料
※20名以上の団体割引あり
【駐車場】
首里城の駐車場を利用
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