
恩納村の森の中に見える大きなパラボラアンテナが目を引く施設。ここ沖縄宇宙通信所は、昭和43年(1968)、旧科学技術庁宇宙開発推進本部の「沖縄電波追跡所」として発足しました。その後昭和44年(1969)、旧宇宙開発事業団の発足とともにその一施設となり、平成15年(2003)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設となりました。
主な業務は、人工衛星の追跡と管制で、打ち上げられた人工衛星からの電波を受信し、人工衛星の位置や姿勢、搭載されている電子機器が正しく機能しているかどうかを把握しています。状況に応じて、人工衛星に指令電波を送るなど、人工衛星を維持管理する大事な役割を果たしています。
施設は無料で見学することもでき、人工衛星の役割を説明した展示室や宇宙開発に関する情報を楽しく学べる宇宙情報ルームやビデオルームなどがあります。
宇宙開発と生活の関わりについてわかりやすく説明されている上、天気予報でおなじみの気象衛星「ひまわり」からの受信映像を見ることもできます。
年に2回施設の一般公開を行っているほか、さまざまなイベントを開催しているので、HPで情報を要チェックしてくださいね。