道の駅ぎのざ
宜野座村の魅力をまるっと体感。
朝日が見える道の駅

「水と緑と太陽の里」をキャッチフレーズに、沖縄本島の東海岸エリアの観光拠点として気軽にアクセスできる宜野座村（ぎのざそん）。本島のちょうど真ん中あたりに位置し、やんばる（山原：沖縄県北部一帯の俗称）地域の魅力も感じられる村は、那覇から車を走らせれば1時間以内とそう遠くありません。そんな村に、2014年に県内8番目の道の駅として誕生したのが道の駅ぎのざです。それから2018年4月にリニューアルした道の駅内には、宜野座村の魅力を伝えてくれる多種多様な施設が集結。子どもからおじぃ・おばぁまでが、様々な目的で利用できる憩いの場となっています。加工直売センターには地元の新鮮な農産物や加工品が豊富にそろい、宜野座村の風土を感じるにはぴったり。店頭に並ぶ特産品は、それぞれの生産者が地元の素材を活かして気持ちを込めて作っているので、それらを通して生産者の想いを感じられることでしょう。 また、パーラーやカフェで食事するのもいいですし、ファミリーで楽しめるエリアもあるので、小さな子どもを連れての旅行中でも気軽に立ち寄れるので大助かり。観光情報センターでは、宜野座村はもちろん、やんばるエリアの観光情報をゲットできます。前日までの予約で、シーサーの色付けやフォトフレーム作りなども体験できますよ。タイミングが合えば、奇数月の第3日曜に開催される「ぎのざマルシェ」をはじめとしたイベントをのぞいてみるのもいいですね。もはや道の駅ぎのざは、沖縄を訪れたら一度は立ち寄ってほしい、立派な観光スポットのひとつになっています。

道の駅ぎのざ内にある「加工直売センター 未来ぎのざ」には、宜野座村産の新鮮野菜や果物、加工品がずらりと並び、お土産探しを楽しめます。夏にはマンゴーやパインといったトロピカルフルーツが、冬～春にはイチゴも並びます。珍しいものでは、さつまいもとじゃがいもを足したような味わいが特徴の「紅じゃが」に出合えることもあり、立ち寄って特産品を見るだけでも面白い発見があるでしょう。購入した商品は一部を除いて発送も行っているので、自宅でも宜野座村産の新鮮な農産物を味わうことができますよ。 中でも特におすすめなのが、ぎのざジャム工房の手作りジャム。マンゴーやパイン、いちご、タンカン（沖縄本島北部で栽培されている柑橘類）、グァバ、バナナのほか、複数の素材を組み合わせた種類もあり…と、季節ごとに旬の農産物で作るジャムはお土産に大好評です。ぜひ自分用にも購入して、アイスクリームやヨーグルトにトッピングしたり、料理やお菓子作りに使うなど、様々なアレンジでおいしく味わってみてはいかがでしょうか。さらにもっと宜野座村らしい商品が、特産品のじゃがいもを蒸してつぶし、麺に練り込んだ「じゃがめん」。近くでよく見てみると、じゃがいもの皮の粒々があることに気付くはずです。道の駅ぎのざだけのオリジナル麺は、ぷりぷり・もちもちの歯ごたえがヤミツキになり、わざわざ遠くから買い求めに訪れるお客もいるほどの人気商品です。 このほかにも、店内には紹介しきれないほどバラエティ豊かな品々がそろいます。思いっきり買い物を満喫して、宜野座ならではのお土産をたくさん持って帰ってくださいね。

リゾートホテルが立ち並ぶ西海岸に対し、宜野座村がある東海岸は豊かな自然が残り、とても静かで居心地のいい場所。那覇方面から宜野座村へ向かう道中では、太平洋を見ながら爽快なドライブを楽しめます。道の駅ぎのざの屋外テラスや展望台から望む景色も素晴らしく、青い空と海が目に鮮やかな大パノラマに感激するはず。晴れた日には勝連半島（かつれんはんとう）に伊計島（いけいじま）、宮城島（みやぎじま）など、本島に近い離島を見ることができますよ。 また、東海岸に佇む道の駅ぎのざは、朝日が見られる絶好のスポットでもあります。夏場は早朝5時半ごろ、冬場は6時前後に合わせて訪れれば、水平線から太陽がゆっくりと昇る感動的な光景に出合えることでしょう。”朝日の見える道の駅”という立地を活かし、「朝ヨガ」や初日の出を眺めるイベントが開催されることもあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

毎年2月頃に、「阪神タイガース」の沖縄キャンプが行われている宜野座村。道の駅ぎのざへもキャンプ会場の野球場からバスで気軽に来られるとあって、この時期は阪神タイガースのファンたちも多く訪れます。道の駅内の「宜野座村観光拠点施設」1階には、選手たちのユニフォームやバットなど、阪神タイガースゆかりのものを展示したコーナーがあり、ファンにとっては嬉しいスペースとなっています。観光情報センター内にあるポップアップショップでは、「阪神タイガース」と「宜野座村」がコラボしたオリジナルグッズを販売。フェイスタオルやウェアを持って応援に行けば、目立つこと間違いなしです。 そして道の駅ぎのざには、子どもの笑顔がはじける遊び場も充実。水深約10センチのプールを備えた「水遊び広場」では、パパ＆ママに見守られながら小さな子も安心して遊べますよ。また、かわいい遊具を配置したキッズルーム（有料）も完備されており、快適な室内でリラックスして過ごせますよ。外でいっぱい身体を動かしたい子であれば、宜野座村のマスコットキャラクター・ぎ～のくんが目印の「ぎ～のくんランド」へ。数種類のすべり台やトランポリンが付いた大型遊具に、子どもたちも大はしゃぎです。さらに、漢那福地川（かんなふくちがわ）沿いにある護岸テラスでは、テーブルとベンチで心地よい風を感じながらBBQも楽しめます（2名～・3日前までに要予約）。ぜひ、家族みんなで充実した一日を過ごしてはいかがでしょうか。