
本部町(もとぶちょう)にある沖縄美ら海水族館では、世界最大のエイ「ジャイアントマンタ(和名オニイトマキエイ)」の飼育と展示に、世界で初めて成功しました。
2018年11月15日(木)に、海上のいけすから館内最大の「黒潮の海」大水槽に搬送。11月27日(火)時点では、泳ぎ方も餌の食べ方も順調です。
このジャイアントマンタは、幅約4.6メートル、体重約700キロの雄で、今年5月29日(火)に読谷村沖の定置網にかかり、翌30日に本部町沖にある水族館所有のいけすに移して飼育を続けてきました。
ほぼ成熟しているとみられますが、従来水族館にいるナンヨウマンタより約1メートル大きく、今後さらに成長する可能性もあります。ちなみに、ジャイアントマンタは雌の方が大きく、最大で幅6メートル以上に達するそう。
近海にいるナンヨウマンタと異なり、ジャイアントマンタは外洋性のため、沖縄沿岸で発見された例も少なく、生態や繁殖に関する知見もほとんどありません。今後は2種を比較しながら、成長や繁殖の総合的な研究を進めます。