レトロ感のあるパッケージの即席麺

オキコラーメンは昭和41年(1966)にオキコ株式会社が発売した即席麺。パッケージにはスナック感覚や、スープ感覚、煮込んで本格ラーメンにする3パターンの食べ方が紹介されている。また、このほかにも熱湯をかけて4分、その後スープを除いて溶き卵につける「つけ麺風」の食べ方もおすすめだ。
オキコラーメンが発売された当時はアメリカ統治下にあり、外国からの輸入品が多く、県外からの商品が少ない時代。その頃、本土でチキンラーメンが発売されて人気となっていたこともあり、チキン味の即席麺が開発された。
販売当時、キャラクターをパッケージにデザインした食品は珍しく、県内で注目を集めた。その後、昭和45年(1970)前後には年間600万~800万食にも上るほどの人気商品となった。
平成10年(1998)6月に一旦生産を停止したものの、その後も多くの消費者から復刻を望む声も多く、平成18年(2006)8月に少量タイプで復刻した。当初は期間限定販売の予定であったが、県内外から復刻に対する多くの感謝の言葉や、取り寄せ希望の声が届いたことから、販売が継続されている。また、50代以上の世代からは「オキコといえばオキコラーメン」というイメージで支持されている。
また、オキコラーメンがそのままスナック感覚で食べられていることをヒントにし、ピーナツと合わせて塩味を抑えた「オキコラーメンスナック」が平成27年(2015)に発売された。こちらも人気商品となっている。
オキコラーメンは県内の量販店や土産店で販売されており、県外でも沖縄県のアンテナショップやネット販売で購入することができる。