
株式会社スイミーが販売している「SUNUI(スヌイ)」が今話題だ。スヌイとは、沖縄の方言で「もずく」のこと。養殖ではなく、全国流通量が少ない希少な天然もずくを販売している。
もずくは全国で流通している99パーセントが養殖で、天然のものはわずか1パーセントのみ。天然もずくは沖縄のどこにでも群生しているわけではなく、潮の流れや深さなど条件の整った場所でしか収穫ができない。海の透明度が高いほど光がよく通り、且つ海底の白い砂浜が光をしっかりと反射させ、光合成を促進させることで良質なもずくが育つという。「SUNUI」は沖縄県久米島で収穫されている天然もずく。
養殖と違い、天然もずくは自生しているもずくをひとつひとつ丁寧に手摘みして収穫するため、ぬめりや太さを維持した状態で収穫ができる。そのため、養殖のもずくとは、太さもぬめりも圧倒的に違う。一口食べれば、その違いを感じられるはずだ。素材の違いから、天然もずく「SUNUI」は東京の割烹料亭50店舗以上で取り扱いされており、開店からわずか5カ月でミシュラン2つ星を獲得した「銀座おかもと」でも使用されている。
沖縄県では、「ロワジールホテル 那覇」や「サザンビーチホテル&リゾート」、「カフーリゾート フチャク コンド・ホテル」、「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」などの人気ホテルのほか、観光施設、那覇市の土産店で販売されている。また、「Amazon.co.jp」で取り寄せすることもできる。
もずくのぬめりや太さを維持するため、商品ではもずくを塩漬けにしている。そのため、食べる際には「塩抜き」が必要となる。ザルにもずくを入れ、水で表面の塩を洗い流す作業を2、3回行ったあと、水に30分間浸す。都度、味見をしながら塩が完全に抜けるのを確認しながら流水で洗い流す。強く洗っても塩は抜けるが、同時に天然もずくの特徴であるぬめり成分も抜けてしまうので注意が必要だ。
塩抜きしたもずくは、ポン酢や酢醤油でいただくとサッパリしてとてもおいしい。もちろん、天ぷらや海鮮丼、サラダなどに使用しても良い。