1. 昭和博物館~私はレトロ~|南部旅の途中で、昭和時代にタイムスリップ

昭和博物館~私はレトロ~|南部旅の途中で、昭和時代にタイムスリップ

【投稿日】2020年03月17日(火)| 沖縄発

一度その看板を目にすると、何だかとても気になる「昭和博物館~私はレトロ~」。与那原町(よなばるちょう)の国道331号線沿いでひときわ存在感を放つ博物館は、「普通の観光じゃ物足りない!」という方におすすめのスポットです。



吸い込まれるように扉を開けてみると、そこは日常とは全く異なる別世界。たくさん並んだ古時計からは「カチコチ、カチコチ…」「ボーンボーン」と音が鳴り、まるで昭和時代にタイムスリップしたような気分になりますよ。



館内には、飾り棚や壁を埋め尽くすほどのレトロなグッズがずらり。1960~70年代のキャラクターものやホーロー看板、ブリキのおもちゃ、古時計、昭和の生活雑貨など、店主が収集したコレクションは、4万点以上にもなります。



与那原町出身の 店主・“徳ちゃん”こと、徳村政健さん。

徳村さんがレトログッズを収集し始めたのは、約25年前のこと。当時県外で会社員として頑張っていた自分へのご褒美に、骨董市で見つけた品を集め出したのがきっかけです。すると、だんだん収集仲間の繋がりが広がり、付き合いの長いコレクターや業者から“徳ちゃん価格”で貴重品を譲ってもらうことも増えていったそう。今では、マニアさえも驚くような幻のデッドストック品や保存状態も最高の貴重なアイテムが、徳村さんの元に自然と集まってくるようになりました。



初めて目にするキャラクターでも、どこか懐かしくて、なぜか愛おしい気持ちが湧いてくるから不思議。

「それはね、人の愛情をもらって大切にされてきた子(グッズ)たちだから」と、徳村さんは笑顔で話します。



こちらの電話機、実際にどうやって使っていたか分かりますか?希望があれば、徳村さんが仕組みや使い方を教えてくれますよ。



ピンクや真っ赤なダイヤル式の電話を前にすると、三世代で会話が盛り上がること間違いなし。

おばぁちゃん・おじぃちゃんは、孫に使い方を教えてあげて。子育て世代の方は「あぁ、小さいころ通っていた店に置いてあったなぁ…」と、懐かしい思い出に浸るのもいいですね。



「昭和の品を一つひとつじっくり見てみると、作り手の気持ちやエネルギーをもらって生み出されたのがよく分かるはず。そうやって作られた子たちが、今度は人に見てもらうことで人の心を癒し、愛情を返しているだと思うんだよ」と、徳村さん。



徳村さんと一緒に歩いていると、「さぁ、これは何でしょう?」と突然クイズが始まることも。想像力を働かせながら、モノにまつわる様々なエピソードを聞くのも楽しいですよ。



お気に入りのグッズがあると、じぃっと時間を忘れて見入ってしまうので、長時間滞在する方も少なくありません。中には、毎週訪れる方や6時間過ごす方もいるそうですよ。

館内の展示物は一部購入も可能なので、気軽に声をかけてみてくださいね。



蓄音機では、昭和歌謡を聴かせてもらいました。



夜になるとぽわんと明かりが灯り、また違った雰囲気を味わえますよ。

見て・聞いて・触れて・感じることで、ノスタルジックな世界観に浸れる「昭和博物館~私はレトロ~」。入場料にはドリンク1杯が付いているので、珈琲や紅茶を飲みながら、とっておきのひと時を過ごせます。

昭和の時代を知る人生の先輩たちは、そっと“思い出の引き出し”を開けて。そして、平成以降に生まれた若者は“新しい引き出し”に、ここで得られた新たな思い出を入れてみてはいかがでしょうか。

【施設名】
昭和博物館~私はレトロ~

【住所】
与那原町与那原3115-5

【問い合わせ(電話番号)】
TEL:090-8866-6053

【営業時間】
10時~21時

【定休日】
月~木曜

【利用料金】
1ドリンク付き 大人500円、小人300円
※年間パスポート 2500円(年間パス持参の方は、コーヒー1杯200円で注文可)

【駐車場】
あり

【備考】
※19時30分~、事前予約にてレンタルスペースとしても使用可
(誕生会、小パーテイ、模合、ミニコンサートなどもOK)


公式Instagramはこちら

【投稿日】2020年03月17日(火)【投稿者】たびらい編集部

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