1. 大東そば|太平洋に浮かぶ南大東島の恵み。 噛むほどに旨い沖縄そば

大東そば|太平洋に浮かぶ南大東島の恵み。 噛むほどに旨い沖縄そば

【投稿日】2019年06月07日(金)| 沖縄発





国際通りから少し離れた裏通り、人気のカフェやバーなどが並ぶパラダイス通りにある。そばメニュー以外にもチャンプルーなどが味わえる食堂です。



店内に入るとすぐにカウンター席とテーブル席が。店の奥には座敷席もあるので小さい子ども連れも安心して食事が楽しめます。



テーブル席の横の壁には店名の由来になった、店主の出身地の南大東島の迫力ある写真が貼られている。ちなみに大東諸島は南・北大東島と無人島の沖大東島からなる諸島で、那覇から東へ約340km、太平洋に浮かぶ断崖絶壁の島。1900年に開拓によってできた島で、人が住みはじめてまだ117年しかたっていません。



人気のメニューは「お得セット」。三枚肉とソーキ入りそばと大東寿司2貫のセット。



島の植物で作った灰汁を使った太めの手打ち麺。もっちりとした歯ごたえが特徴。豚骨や鰹節、鶏ガラを使ったスープはあっさりとしながらもコクがあり、太目の麺との相性もバッチリ。   



大東寿司とは醤油ベースのタレに漬け込んだサワラやマグロを漬け込み酢飯で握ったもの。島ではポピュラーな食べ物で、タレは各家庭ごとに秘伝の製法がある。島では身近な魚として主にサワラを使うが、那覇では入手しやすいカジキを使うことが多い。



ふわふわの「たまごそば」。焼いただけのたまご焼きがスープを吸ってジューシーな味わいに。



「ゴーヤーチャンプル定食」。ゴーヤーに食べなれていない人でも箸がすすむ美味しさです。ボリュームも大満足。

広々としたオープンキッチン。それでもランチタイムに大東そば以外の注文が増えるとてんてこ舞いに。時間には余裕をもって来店を。   

太平洋に浮かぶ南大東島の恵み。噛むほどに旨い沖縄そば

大東そばが生まれたのはおよそ27~8年前。南大東島で「伊佐商店」という商店と食堂を経営していた店主の伊佐さんのお父さんが、大東島の特産品はできないかと考えぬいてできたという。島の植物と島周辺の海水を利用した塩を使って完成させた麺を、大東島の自然が与えた恵みから生まれた大東そばとして売り出した。そして15年ほど前に那覇で勤め人になっていた伊佐さんに大東そばの店をやらないかと声をかけたのがこの店の始まり。開店当初は島から毎日麺を空輸していたが、大東そばの評判が上がるにつれ、空輸では追いつかなくなり、今では送られてきた木灰と塩を利用して手打ちで麺を作るようになった。開店当初は特に宣伝もしていなかったためすぐに大人気、というわけにはいかなかったが、歯ごたえのある太い麺とアッサリとした中にもコクのあるスープの美味しさが口コミでそばジョーグーやそばファンに知れ渡り、雑誌やテレビなどで取り上がられるようになり、徐々に人気を博すようになった。今ではそば通だけではなく県内外の多くの人に知られる人気店になっている。那覇にいながら離島で育まれた味を堪能してみて欲しい。


【住所】
沖縄県那覇市牧志1丁目4-59

【営業時間】
11時~17時 ※売り切れ次第終了

【定休日】
なし

【問い合わせ(電話番号)】
098-867-3889

【アクセス】
ゆいレール美栄橋駅から徒歩約3分

【平均予算】
800円~
※クレジットカード 不可

【席数】
25席、カウンター・座敷有り

【駐車場】
なし

【メニュー一例】
お得セット/大東そば大/ソーキそば/肉そば/トーフちゃんぷるー定食/たまごそば

【投稿日】2019年06月07日(金)【投稿者】たびらい編集部

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