1. 島とうふ 春おばぁ食堂|60年以上続く、オリジナル島とうふの深くて懐かしい味わい

島とうふ 春おばぁ食堂|60年以上続く、オリジナル島とうふの深くて懐かしい味わい

【投稿日】2018年04月05日(木)| 沖縄発

島とうふ 春おばぁ食堂の外観

宮古空港から東へおよそ3キロ。畑や牧草地に囲まれた閑静なエリアに、ひっそりと佇む2つの赤瓦屋根。高さ1メートルほどの石垣に囲まれた、広々とした敷地に建つ木造家屋は、実は平成22年(2010)築のまだまだ新しい古民家“風”の食堂です。

木の温もりに包まれた開放感たっぷりの店内

木の温もりに包まれた開放感たっぷりの店内は全て座敷席。四方の窓から差し込む自然光に溢れ、どの時間帯でも明るいのが印象的です。

メニューの主役はもちろん、屋号通りの島豆腐。店主・荷川取(にかどり)さんの実母・春さんが、65年前から手作りし、市場で販売していた自家製のオリジナルです。特徴は、ニガリを使わない、独自の製法にあります。例えば、一番人気の「ゆし豆腐」。ふわふわの見た目ながらも、粘り気の効いたコシが自慢です。大豆ならではのうま味が表出し、マイルドな味わいに。

この荷川取家伝統の味を受け継ぐのが、店主の息子さん。通称「孫豆腐」として、市内の工場で製造し島内各所に卸しています。この、春さん(ちなみに、2018年3月現在でも、時々、元気に工場でお手伝いされているそう)直伝の味わいを、もっと広く知ってもらいたいとの思いで、平成23年(2011)に「島とうふ 春おばぁ食堂」を創業。毎朝、工場から仕入れた新鮮な「孫豆腐」を、宮古島のレシピと組み合わせ、各種メニューを提供しています。

お昼時は、観光客のみならず、その懐かしい味を求め、近隣の地元住民が多く押し寄せます。

一番人気は、島とうふと宮古そばをかけあわせた「ゆし豆腐そば」

一番人気は、島豆腐と宮古そばをかけあわせた「ゆし豆腐そば」。カツオと豚、宮古そば本来のあっさり風味が、ゆし豆腐との相性は抜群。対象的に、濃厚に味が浸透した肉厚の三枚肉が、味わいを引き締めバランス良くいただけます。

「アーサゆし豆腐」は、リピーター好みの一品

「アーサゆし豆腐」は、リピーター好みの一品。アーサ特有の爽やかな磯の香りが、島豆腐のうま味を一層引き立てます。特にヘルシー志向の女性から支持されています。

デザートには、「豆乳プリン」をどうぞ

そしてデザートには、息子さんが開発した「豆乳プリン」をどうぞ。上品な口触りと、甘すぎないさっぱりしたテイストが、満腹の胃袋を優しく癒してくれるでしょう。

60年以上続く昔ながらの味わいをお手軽にいただける食堂で、大満足のランチタイムをどうぞ。

【店舗名】
島とうふ 春おばぁ食堂

【メニュー例】
ゆし豆腐そば 700円(税込 ※以下同)、宮古そば 600円、ソーキそば 800円、生ゆし豆腐500円、アーサゆし豆腐 600円(+50円で白米をジューシーに変更可)、春おばぁ定食 1200円、豆腐プリン 350円

【住所】
宮古島市平良下里3107-140

【電話番号(問い合わせ)】
080-6497-4747

【営業時間】
11時~16時

【定休日】
不定

【駐車場】
あり

【備考】
・(旧店名)んきゃどり家
・分煙
・テイクアウト可(一部除く)

取材・撮影・執筆/小川 研(Qey Word)

【投稿日】2018年04月05日(木)【投稿者】たびらい編集部

あわせて読みたい!

今、この宿、見られてます

×