1. 島ごはん 琉宮|世界各地で料理の腕を磨いた店主が作る“絶品”島ごはん

島ごはん 琉宮|世界各地で料理の腕を磨いた店主が作る“絶品”島ごはん

【投稿日】2018年04月05日(木)| 沖縄発

島ごはん 琉宮の外観

伊良部島に、まだ飲食店や居酒屋など、地元向けに数えるほどしかなかった平成20年(2008)にオープン。「島ごはん 琉宮」は、さまざまな調理法を経験し、独自に進化させてきた店主・加賀屋仁志さんによる、多彩かつ上質な、オリジナリティに溢れる創作料理が自慢です。その実力は、某有名グルメサイトの企画で、沖縄県全体で第2位に選ばれたほど。また、県お墨付きの「おきなわ食材の店」に認可されている点も信頼の証です。

店主・加賀屋仁志さん

熟達の調理術も去ることながら、驚くべきは、食材一つ一つに対する徹底的なこだわり。野菜や魚介は「ほぼ全て地産地消」と言い切り、宮古島・伊良部島産に溢れます。例えば、野菜やハーブは、自らが開いた裏庭の畑や、知人・友人の農地で採れた新鮮かつ無農薬の素材が大半です。また、魚介類も、その日の朝、地元・佐良浜の漁師達に釣り上げたばかりの、“活きの良さ”を重視。島の伝統料理に各国のレシピをエッセンスとして加え、旬の装いで提供します。また、肉も、(松阪牛や神戸牛といったブランド牛のルーツ)宮古牛や県産のアグー豚などを厳選。季節ごとに変わるバラエティ豊富なメニューは、常時60種類以上がそろいます。

「幻の魚ハスナガのアクアパッツァ」

おすすめ料理は数多くありますが、今回フィーチャーするのは、「たまたまタイミング良く入手できました」と言う、「幻の魚ハスナガのアクアパッツァ」。体長およそ30センチ、重さおよそ250グラム。島の漁師もめったにお目にかかれない稀有な魚は、和名「トガリエビスダイ」と言います。

沖縄の郷土料理である“マース煮”(の材料としては最高峰とも称されているため)メニューとしても提供されますが、店主イチオシのレシピがアクアパッツァです。魚介類を、塩と白ワイン、オリーブオイルで煮込んだナポリ料理で、あっさりした風合いがたまらなく上品。シンプルな味付けが素材のうま味を最大限に引き立てます。加えて、いくつかのハーブ類の香りが幾重にも絡み合い、唯一無二のテイストを完成させています。

入手困難な山菜「宮古ゼンマイ」を使用した、「アグー豚と宮古ゼンマイのパクプンチャンプルー」

また、「アグー豚と宮古ゼンマイのパクプンチャンプルー」も特筆です。注目は、宮古島のみに自生する貴重な食材の宮古ゼンマイ。「栽培は不可で、朝しにか取れない入手困難な山菜です。島のおばぁが、その日の朝、山に入って取って来たものを少量譲ってもらっています」。

シャキシャキ食感と独特の香ばしさが、甘みを含んだ県産アグーの肉質と絡み合い、うま味とコクを醸成しています。島野菜たっぷりのチャンプルーにつき、ヘルシーな一品として女性にも人気です。

冬の時期に食べることができる「宮古クルマエビのお作り」

そして、魚介好きは、旬素材のお作りをどうぞ。(取材時の)冬の時期は「宮古クルマエビのお作り(2種の食べ方)」を迷わず選びましょう。ぷりぷりの弾ける身は、さっきまで生きていた証。通常のワサビ醤油とタイ風の辛口ダレ、2つの味わいでいただきます。

まさに隠れた名店。伊良部に行ったらぜひチェックを。

島ごはん 琉宮の内観

【店舗名】
島ごはん 琉宮(しまごはん りゅうぐう)

【メニュー例】
幻の魚ハスナガのアクアパッツァ」980円(税込 ※以下同)、アグー豚と宮古ゼンマイのパクプンチャンプルー 980円、宮古クルマエビのお作り(2種の食べ方)1280円、さっきまで泳いでいた朝どれカツオ刺 880円、自家製ベーコンと豆腐よう・島野菜のクリームパスタ 1580円、アグー豚の鉄板焼き 1280円、地魚の島らっきょう焼き 時価、伊良部 海の恵み定食(ランチのみ) 1380円~

【住所】
宮古島市伊良部字伊良部1492-13

【電話番号(問い合わせ)】
0980-78-6544

【営業時間】
12時~15時(朝どれの魚が水揚げの時のみ。売り切れ次第終了)、18時~23時

【定休日】
火曜日(ランチ不定休)

【駐車場】
あり

【備考】
・分煙
・カード利用可

【投稿日】2018年04月05日(木)【投稿者】たびらい編集部

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