1. とうふの比嘉(ひが)|出来たての「ゆし豆腐」に心安らぐ、老舗が営む食事処

とうふの比嘉(ひが)|出来たての「ゆし豆腐」に心安らぐ、老舗が営む食事処

【投稿日】2018年03月16日(金)| 沖縄発

「ゆし豆腐」は、沖縄の家庭で日常的に親しまれている沖縄郷土料理のひとつ。その「ゆし豆腐」を、創業から約70年に渡って手づくりで提供し続けているのが、「とうふの比嘉(ひが)」です。

現在3代目店主・比嘉定二さんが営む老舗店は、約12年前から出来たての「ゆし豆腐」を味わえる食事処をスタート。地元で多くの人々に愛されています。

店があるのは、島の市街地エリアから県道208号線を北上し、右手に見えてくる看板を目印に右折した道沿いの場所。店へ向かう途中には砂利道を通るので、ドライバーの方は気をつけて来店してくださいね。

ゆし豆腐メニュー

店で一番人気を誇るのが、初心者にもおすすめの「ゆし豆腐セット」。大サイズを選んでも450円という手ごろな価格も嬉しいですね。料理と共に味わえる豆乳は、その日の分がなくなるまでの数量限定のサービスです。

さっそく出来たての豆腐をそっとレンゲですくって、熱々をフーフーしながらパクリ。すると、やさしい味わいの汁とともに、ふわふわの豆腐が口の中に流れ込んできます。まるで身体の中にじんわり染み入るような淡いおいしさに、ほっこりと安らぎます。卓上にある醤油・塩・自家製の味噌を好みで少しずつ加えると、もう一段階おいしくなりますよ。

さらに「8割ほど食べ進めたら、ゆし豆腐の器にごはんを入れてみて。これが一番おいしいんですよ」と、オーナーが教える“ツウ”な食べ方も、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

ゆし豆腐メニュー

お腹がぺこぺこの方には、「ゆし豆腐そば」がぴったり。かつお出汁のスープに浸った麺の上には、たっぷりのゆし豆腐、地元の専門店「かみやーき小(ぐゎー)」のかまぼこ、もやしを盛り付けています。

そのままでも食べ応え十分ですが、常連気分で、追加で付け合わせを頼んでみるのもいいですよ。目玉焼きや肉炒めなどを、そばの上にのせて一緒に味わうもよし、別皿で交互に味わうもよし。これが「とうふの比嘉」に通いつめる地元客の楽しみ方です。

ゆし豆腐メニュー

リピーターであれば「ざくざく豆腐」も味わっておいて。こちらは水気を切ったゆし豆腐の上に、明太子と海苔をのせたひと品です。

ゆし豆腐の食感の中に混ざり合うのは、明太子の塩気と海苔の香り。我を忘れてばくばく食べてしまう美味しさは、しっかりとした味が好みの方も気に入ることでしょう。

とうふの比嘉店内

ブーゲンビリアのそばで、島に流れる空気を感じられる席。

島内外からたくさんのお客が訪れる店は、お昼ごろには売切れの品が出るほどの賑わいをみせます。予約は受け付けていないので、人気メニューを味わいたい方は早めの時間に訪れる方がいいでしょう。

繁忙期を迎える夏場は、少し落ち着きをみせる平日の水・木曜、10時30分~11時ごろの時間帯に来店すると、のんびり食事できますよ。

また、「とうふの比嘉」では3名以上から受付OKの「とうふ造り体験」も実施。約2時間の内に、ほとんど自分の手でゆしどうふ造りから実食までを体験できます。島の滞在中に余裕があれば、前日までに予約をして、沖縄の食文化により深くふれてみてはいかがでしょうか。

【店舗名】
とうふの比嘉(ひが)

【メニュー例】
ゆし豆腐セット(大 450円・小 350円・特 550円・超 650円)、ゆし豆腐そば(大 550円・中450円)、ざくざく豆腐 500円、お年寄ゆし豆腐セット(おかゆ・おから・玉子焼き) 350円、付け合せ(目玉焼き、あぶら味噌、アーサー、肉炒めなど) 各100円 など

【ドリンクメニュー例】
ビール(生) 400円、泡盛三合 1200円 など

【とうふ造り体験】
催行人数:3名~(前日迄に要予約)
料金:1人3980円
所要時間:約2時間

【住所】
石垣市字石垣570

【問い合わせ(電話番号)】
0980-82-4806

【営業時間】
6時30分~15時

【定休日】
日曜日

【駐車場】
あり

【備考】
カード利用不可

石垣島観光で”役に立つ”情報

【投稿日】2018年03月16日(金)【投稿者】たびらい編集部

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