1. キミ食堂|手づくりの味もボリュームも昔のままに。地元の名物・味噌そば

キミ食堂|手づくりの味もボリュームも昔のままに。地元の名物・味噌そば

【投稿日】2018年03月08日(木)| 沖縄発

地元では知らない人がいないという「キミ食堂」は、石垣市登野城(いしがきし・とのしろ)エリアの道沿いに、周囲の風景と溶け込むようにして佇んでいます。創業して約45年の老舗では、店主のキミさんと娘の京子さんが迎えてくれます。

店に次々とやってくる地元客のお目当ては、もちろん「味噌そば」です。

食堂メニュー

こちらが不動の人気を誇る「味噌そば」。麺が見えないほどてんこ盛りにのせた具材は、肉、もやし、かまぼこなどです。ボリューム満点の盛りつけには「お腹いっぱい食べてほしい」という店の愛情が表れています。

そして最大の特徴が、豚骨ベースに自家製の味噌と企業秘密の材料を加えたスープ。あっさりと仕上げた味噌スープに絡む麺、しゃきしゃきとした野菜の歯ごたえが相まって、そのおいしさにハマること間違いなし。多くの人々がリピーターとなって再訪するというのも納得です。

食堂メニュー

ぶ厚い肉をのせた「三枚肉そば」も、食べ応えのある一杯です。

途中で味に変化をつけたくなったら、卓上にあるピィバチ(島こしょう)を少々振って加えてみて。味噌スープとの相性が良く、ますます夢中で食べ進められますよ。

このほかにも、ソーキ、三枚肉、目玉焼きをのせた「スペシャルそば」も評判です。(ピィパチは、石垣島地方で欠かせないシナモンのような香りがする香辛料。ピパーズ、ピパーツ、ヒバーチと呼ばれることもある)

スタッフ

店主のキミさんと、娘の京子さん。

店の看板メニュー「味噌そば」は、実はもともとお客が考えて生まれたそう。「お客さんに『そばに味噌汁をかけてほしい』と言われたのが始まりです。『2日酔いにきく』と言って来てくれる常連さんも多いですよ。みなさんが喜んで食べてくれるのが嬉しいですね」と、キミさんは話します。

食堂で販売しているお菓子

店の一角では、手づくりの「あんだみそ」と「さーたーあんだぎー」が並びます。

「あんだみそ」はごはんのお供はもちろん、ゴーヤーや茄子の味噌炒めの調味料としても活躍しますよ。京子さんお手製の「さーたーあんだぎー」は、沖縄ハーブのひとつ・長命草かプレーン味を用意しています。地元食堂の味をお土産にすれば、沖縄ツウの友人にも一目置かれることでしょう。(あんだみそは、沖縄の保存食の一種で「油みそ」のこと。さーたーあんだぎーは、沖縄風ドーナツとも言われる「揚げ菓子」のこと)

島の日常風景が垣間見える食堂。テーブルや座敷、カウンター席でゆっくりと食事できます。

石垣市真栄里(いしがきし・まえさと)には、日替わり定食などのご飯ものメニューが充実した2号店もあります。無休で営む2号店は本店に比べて営業時間も長めなので、タイミングに合わせて使い分けることができます。

キミさんが「昔のまんま、お客さんが喜んでくれるものを」と話す「味噌そば」を、地元客に混じって味わいに訪れてはいかがでしょうか。

【店舗名】
キミ食堂

【メニュー例】
味噌そば 600円、三枚肉そば 750円、そーきそば 800円、ピリ辛味噌そば 700円、スペシャルそば 800円 など 

【商品例】
あんだみそ 500円、さーたーあんだぎー 250円

【住所】
石垣市登野城319-6

【問い合わせ(電話番号)】
0980-82-7897

【営業時間】
10時~19時

【定休日】
水曜日

【駐車場】
あり(向かい側にあるスーパーの駐車場を利用)

【備考】
カード利用不可

【投稿日】2018年03月08日(木)【投稿者】たびらい編集部

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