1. 島料理 あだん亭|石垣島の希少食材を味わいつくす、オリジナルの島ごはん

島料理 あだん亭|石垣島の希少食材を味わいつくす、オリジナルの島ごはん

【投稿日】2018年03月06日(火)| 沖縄発

石垣島(いしがきじま)の南側にのびる産業道路沿いで、アダンの木を目印にたどり着く「島料理 あだん亭」。石垣島で採れた海と山の幸などの厳選食材から生み出す料理は、約200種と品数も豊富です。

特に、島内でもここにしかないオリジナルメニューや、貴重な素材を使った品々が味わえるとあっては、見逃す訳にはいきません。

アダン亭の料理

最初にオーダーしたい「フルーツパパイヤサラダ」には、石垣島でのみ栽培しているパパイヤ「石垣珊瑚(いしがきさんご)」を使用。お皿の上には、はっとするほど鮮やかな果肉をどっさり盛り付けています。

橙色のパパイヤを口に入れた途端、みずみずしい甘みがじゅわっ。まるでマンゴーのような濃厚な味わいに、「これが本当にパパイヤ?」と思わず聞き返してしまうはずですよ。さらに店秘伝のオリジナルドレッシングの塩気と合わせることで、芳醇な香りと甘みをいっそう引き出し、驚くべきおいしさに仕上げています。

アダン亭の料理

こちらの「あだんの芽チャンプルー」も、他では滅多にお目にかかれないひと品。具材の主役は、沖縄の海岸沿いなどでよく見かけるアダン木の新芽です。アダンの新芽は、1本の木から採れるのが15センチほど。一度採ってしまうと3年待たないとこの大きさに育たないという、とても希少な素材です。

食べてみると、やわらかな歯ごたえが心地よく、噛むごとにほんのりとした甘さがにじみ出てきます。大将特製のタレとも相性抜群で、お箸が止まらなくなりますよ。

あだんの木

店の前にあるアダンの木。タコノキ科の植物であることから、新芽はタケノコの味に似ているとも言われます。

実はアダンを食べる習慣があるのは、県内でも石垣島地方だけ。昔からお祝い事や法事の際に振る舞われていたそうですが、熟練の腕がないと採れないうえ、アクが強く調理にかなりの手間がかかるので、現在では島内でも味わう機会が少なくなっているのだとか。

「あだん亭」を訪れたら、ぜひとも味わってみたい珍しい食材のひとつです。

アダン亭の店内

木のぬくもりを感じる店内には、テーブル席のほか、グループや家族に嬉しい座敷席も用意。人気店なので、事前予約をしておくのがおすすめです。

アダン亭のメニュー

メニュー名が書かれた木の皮の短冊をはじめ、店内のインテリアのほとんどが「木が好きだから」と話す大将の手づくり。料理を待つ間に、地元の島木材を使った個性的な内装に注目するのも面白いですよ。

大将・砂川吉信(すながわ よしのぶ)さんを中心に、店を明るく盛り上げる皆さん。

「あだん亭」という店名は、店のシンボルでもあるアダンの木からとったもの。「アダンの木は、とても生命力が強いんですよ。この木にあやかって、末永く愛される店でありたいですね」と砂川さんは話します。

店には島の食材をふんだんに使った料理はもちろん、石垣島産のパインなどを使ったオリジナルドリンクや島の泡盛も各種そろえています。“ありのままの石垣島”を表現した品々を味わえば、たちまち石垣島の魅力に取り憑かれてしまうことでしょう。

【店舗名】
島料理 あだん亭

【住所】石垣市大川430

【営業時間】17時~22時(L.O.21時30分)

【定休日】火曜日・水曜日

【問い合わせ(電話番号)】050-5484-9563

【駐車場】
あり

【備考】
カード利用可

【投稿日】2018年03月06日(火)【投稿者】たびらい編集部

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