
年に一度の海人(漁師)の祭り。旧暦の5月4日(ユッカヌヒ=よっかの日)に航海の安全と、豊漁を神様に祈願してで開催される。ハーリーの鐘がなると梅雨が明けると言われており、沖縄に本格的な夏の到来を告げる。
もともとは沖縄本島で行われていたハーリーだが、本島より移住してきた漁師たちにより八重山各地でも行われるようになった。石垣島の四ヵ字(しかあざ)・白保・伊原間および、小浜島細崎、西表島白浜、与那国島久部良で開催され、石垣島で最大規模の「石垣市爬龍船競漕大会」では神への祈願で行われる「御願ハーリー(うがんばーりー)」、故意に転覆させたあと元通りに起こしてレースを続ける「転覆ハーリー」、地域を代表してスピードを競う「上がりハーリー」の3種が競われる。
本格的なレースから観光客参加型までバラエティ豊富で、各地をみて回るのも楽しい。