
西表島(いりおもてじま)の北の先端に広がる長さ数百メートルの自然の浜。その名前のとおり、浜や浅い海を探せば星砂(有孔虫の殻)がたくさん見つかります。
ここは浜の200メートルほど沖に礁原(沖縄でピーと呼ぶサンゴ礁の盛り上がった所)が続き、この礁原と浜との間に、緑に覆われた小島の浮かぶ美しいイノー(サンゴ礁に囲まれた浅い海)が広がります。
この小島の周り、浜と小島の間を泳ぐと、ハゼやスズメダイ、ベラ、ヒトデ、シャコ、サンゴなど様々な海の生き物に出合う。潮が引くと背の立つ所も多く、水深は0.5~3メートルほど。浅くて穏やかな海では、チョウチョウウオやサザナミヤッコなど魚たちの幼魚もよく見つかりますよ。
家族連れはもちろん、生き物好きの人も十分楽しめるので、図鑑を持って泳ぎに行きましょう。
【交通】
石垣港離島ターミナルから西表島・上原港まで高速船で約45分(1日数往復)。港からバスまたはタクシーで約10分
【設備】
トイレ、シャワー(有料)、売店、レストランなどの民営施設がある
【海のコンディション】
台風などの強風でなければ通年泳げる。潮が大きく引くと浅すぎて泳ぎにくいこともあるが、子どもの水遊びには都合がよい