最も華やかなエイサー太鼓

締太鼓は鼓のような形状をした、直径30センチほどの太鼓。全島エイサーまつりの開催地・沖縄市の各青年会がよく使うことで知られています。沖縄市の青年会によるエイサー演舞の基本的な隊列では、旗頭(はたがしら。青年会の名を記した旗を掲げる旗手のこと)、大太鼓(ウフデークー。直径50センチほどの大きな太鼓のこと)の次に位置します。
沖縄市青年会のうち、締太鼓を使った演舞が有名なのは、園田(そんだ)、越来(ごえく)、諸見里(もろみざと)、山里です。一糸乱れぬ動きで締太鼓を打ち鳴らしながら、回転したり、飛んだり、通りを練り歩いたりする様子は圧巻で、太鼓を使ったエイサー演舞の中では最も華やかだといわれています。