沖縄三大大綱曳きの一つ。龍を思わせる100メートル近い大綱が街中を練り歩く与那原町の真夏の伝統行事。

本島東海岸の与那原(よなばる)町で行われる伝統行事。沖縄三大大綱曳きの一つ(残る二つは那覇、糸満)で、今から四百数十年以上前から伝わると言われる豊年祈願、無病息災、子孫繁栄の行事です。
「与那原大綱曳まつり」という形で土日の2日間に渡って、全島角力(すもう)大会やエイサー、ライブなどが行われ、メインイベントの綱曳きは日曜の夕方から始められます。メーモーイ(前舞い)と呼ばれる踊り手が練り歩き、ほら貝が響き、鉦や太鼓が打ち鳴らされ、旗頭が上がって雰囲気が盛り上がる中、雄綱・雌綱合わせて約90メートル、重さ約5トンの2本の綱が中央でカナチ棒という3メートル以上ある丸太で連結された瞬間に勝負は始まります。曳き始めの合図が無いのが面白いですね。
「与那原綱は、曳き清らさ、勝ち清らさ、敗き清らさ」と言われて、勝っても負けても和気あいあいなのが特徴です。