東(あがり)の御嶽。ガジュマルの大木に守られた祈りの場

浜比嘉島では、旧暦の6月28日と8月28日に海が時化(しけ)ることを祈る「シヌグ祭り」が行われることから「シヌグ堂」と呼ばれる御嶽がある。東(あがり)の御嶽とも言う。海が時化ることを祈るとは不思議な祭りだが、その昔、三山時代、戦いに敗れた南山の「平良忠臣」とその陣営が海を渡り、ここに身を隠したという謂われがあり、敵陣が海を渡れないように時化を祈ったことから始まる。
ここへは、浜比嘉島の漁港に駐車し、浜集落を抜けて浜比嘉大橋に戻って6分ほど歩いて行くと右手にある。小さな看板が立っているので見落とさないようにしよう。周りは木に囲まれ道はケモノ道のようになっているので、ケガをしないように長袖・長ズボンでいったほうがいい。民家の横を通りながら50メートルほど歩くと、神々しい大きなガジュマルと祠が現れる。近くには自然石を利用した井泉「ハマガー」や、右手側にある階段を約10メートル登ると拝所もある。
【駐車場】
浜比嘉漁港内にあり、無料
【交通】
沖縄北ICから車で約35分。
県道10号線から海中道路を渡る。平安座島(へんざじま)に着いたら二手に分かれた道を右に、浜比嘉大橋を渡って200メートル先の左側。
【住所・電話番号】
うるま市勝連浜
098-989-1148(うるま市観光物産協会)
【利用料金】
大人:無料
子ども:無料
【備考】
林の中にあるので長袖・長ズボンで行った方が良い