
「朝薫の五番」のひとつに数えられる組踊の代表作。1719年、中国からの使節・冊封使歓待の重陽の宴で、執心鐘入とともに初めて演じられた組踊作品である。「護佐丸敵討」とも呼ばれる二童敵討は、阿麻和利に父・護佐丸を殺された鶴松、亀千代兄弟の復讐の物語。ライバル護佐丸を倒し、もはや天下を手中に収めたのも同然の阿麻和利が、最後は踊り子に身をやつした兄弟の美しい姿に魅了され、あっけなく討たれてしまう。阿麻和利の滑稽ともいえる最後は、野望に満ちた前半の姿とは正反対で、そこに人間の脆さが描かれている。
【開催日時】
2017年11月15日(水)~17日(金) 10時30分~、14時~
2017年11月18日(土) 14時~
【開催場所】
国立劇場おきなわ
浦添市勢理客4-14-1
【料金】
一般2100円 団体1600円 高校生以下1000円
【電話番号(問い合わせ)】
098-871-3350
詳細は国立劇場おきなわのホームページ、もしくはチケットカウンターへ