杵島炭鉱を経営していたことから「肥前の炭鉱王」と呼ばれていた高取伊好(これよし)。石炭で財を成した伊好が、細部の一つひとつまでこだわり抜いて建てた屋敷があります。それが、唐津城本丸の西南、唐津湾に望み建つ「旧高取邸」。重な大広間の能舞台、趣向を凝らした欄間、色鮮やかに描かれた杉戸絵、独自のうねりをみせる手すきガラス、主人用と家族用、来賓用の3つもある玄関などの特徴を持ち、居宅であると同時に、迎賓館としての役割も果たしていました。昭和初期の姿へと復原された「旧高取邸」は一般公開されており、自由に内部を見学できます。
基本情報
- 【住所】
- 佐賀県唐津市北城内5-40
- 【営業時間】
- 9時30分~17時(入場は16時30分まで)
- 【料金】
- 一般510円、小・中学生250円
- 【問い合わせ】
- 0955-75-0289