虹の松原はもちろん、唐津市街を360度のパノラマで眺められる

最上階の展望室からは東方には、かつては砂洲で繋がっていたという河口の先に、虹の松原を望める。その眺望は、“北九州随一の遊覧地”とうたわれた昭和初期の絵葉書にも多く登場する。北に唐津湾、南に唐津の城下町、西には大島へと続く西の浜が見渡せる。まさに360度のパノラマが広がる絶景スポットだ。
また、天守閣の内部は資料館になっており、1階には城の模型や城下町を再現したジオラマが、2階には甲冑や掛け軸が、そして3階には唐津焼などが展示されている。虹の松原をつくった初代唐津藩主・寺沢広高(てらざわひろたか)をはじめとする代々藩主についても、わかりやすく解説されている。
唐津城の天守閣は、ざっと巡るだけでも、唐津・虹の松原の歴史の流れがイメージしやすい。旅のはじめやおさらいに訪れるのにおすすめだ。