1. 旧高取邸/唐津

旧高取邸/唐津

【投稿日】2016年09月01日(木)| 佐賀発

“肥前の炭鉱王”として知られた高取伊好が遺した邸宅へ

旧高取邸の大広間棟正面玄関

唐津城本丸の西南の海岸沿い、約2300坪の広大な敷地に、明治38年(1904)築の大広間棟と大正7年(1918)築の居室棟が立つ。近年、テレビドラマなどで脚光を浴びた伊藤伝右衛門の旧邸宅は、邸内から眺める庭を主体にしているが、この旧高取邸はどちらかというと、庭よりも邸内に重きを置いて贅を凝らしている。

中でも能舞台と仏間は必見だ。大広間に仕組まれた能舞台は、国内唯一の現存例ともいわれる。また、天井の中央部を一段高くした折り上げ天井を持つ仏間にも、強いこだわりが見てとれる。

邸内の随所に施された意匠にも見どころが多い。松をモチーフに透かし彫りを施した欄間や、鮮やかに着色された杉戸絵のほか、窓には独特のうねりをもった手すきガラスが使われている。それゆえ窓越しの眺めも、ひと味違った趣になっている。とくに2階から望む唐津湾の海岸線は見事だ。

旧高取邸にはボランティアのガイドスタッフが常駐している。解説を聞きながら、邸内をじっくりと回ってみよう。

2階の廊下の手すきガラスの窓越しからは、唐津湾が望める

【住所】
唐津市北城内5-40

【営業時間】
9時30分~17時(入場は16時30分まで)

【定休日】
月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)、12月29日~12月31日

【利用料金】
一般510円、小・中学生250円

【電話番号(問い合わせ)】
0955-75-0289

【交通アクセス】
JR唐津駅から徒歩約15分

【駐車場】
あり(88台、入館者は1時間無料)

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【投稿日】2016年09月01日(木)【投稿者】たびらい編集部

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