北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
エリア
キーワード
達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
見所いっぱいの北海道のドライブは、道の駅めぐりを上手に組み入れると面白い。スタンプラリーをしながら札幌から2泊3日で、ゆっくりと道東を回るドライブ観光を紹介!
広大な北海道をドライブするのはなかなか難しいと思っている方もいるのではないだろうか?そんな方におすすめしたいのが「道の駅スタンプラリー」である。ルートを事前に自分で決めてから行うので日程も立てやすく、様々な道を通るので雄大な自然にふれたり、エゾシカやキツネなどの動物に遭遇したりと、他では味わえない驚きと感動が体験できる。高速道路は使わないスロードライブで各地の温泉に浸かったり、おいしいグルメも堪能できたりと心身のリフレッシュにもうってつけだ。まだ知られていない各地の魅力も発見しに出かけてほしい。北海道ローカル案内役が厳選おすすめホテル特集
[たびらいセレクション]
(ちょうかい あきら・ゆき) 鳥海章さん・幸さん夫妻
道の駅は2015年現在、114カ所に増加し、スタンプラリーへの参加者も毎年上昇傾向にある。産地直送の野菜の購入、ご当地グルメの堪能、温泉で汗を流しリフレッシュといった楽しみ方ができる場所が多くあり、スタンプを集めるだけでなく各駅に立ち寄って一休みしたくなる。またドライブ中には雄大な自然を満喫する以外にも北海道ならではの見所も。各自治体の境界線に建ち、きれいな図柄が描かれている標識「カントリーサイン」や、都市部では見かけない絵つきの「鹿や牛に注意」の看板も立っているので探してみると面白い。 スタンプラリーで札幌から各地を回るコースは複数あるが、どのコースも事前にどの道の駅を通るか予定を立てておくことが好ましい。レンタカーを借り、家族や友人を誘ってドライブしてみてほしい。
おすすめしたいのは約15箇所の道の駅を札幌から釧路、阿寒湖等をゆったりと観光しながら、無理をせずに2泊3日で回るコースである。 まず、札幌から国道274号線を通り、約1時間40分ほど時間をかけて「夕張メロード」までドライブ。ここには夕張メロン関係のお菓子やグッズがたくさんあるので、メロン好きにはたまらないスポットだろう。次は、274号線に戻って車を走らせ「樹海ロード日高」で一休み。ここから日勝峠を越えるには約2時間かかるので、その前に手打ちそばで腹ごしらえするのがおすすめプランだ。「手打ちそば太郎」の名物は沙流川(さるがわ)で育ったヤマメと春菊を使った“やまべ天そば”である。太めの手打ち麺でこしがあり、とてもおいしい。 日勝峠を越え、走り続けると屋根と壁面にブルーのパイプを組み交わした一風変わった外装の「おとふけ」に到着する。峠の途中に十勝平野を一望できる展望台がある。ここで、足を止めてぜひ新鮮な空気を味わってほしい。さらに音更町(おとふけ)から「ステラ★ほんべつ」を通り、約2時間半で「しらぬか恋問」へ。本州以南ではあまり知られていないが、北海道ではとても有名な焼酎に「鍛高譚」(たんたかたん)がある。白糠町(しらぬかちょう)では、この原料となるシソが栽培されている。車の窓を開けると赤シソの香りが芳しいスポットが並んでいるので一息。もう少しだけ車を走らせ、釧路で宿を取って1泊。次の日に備えよう。
二日目は釧路から「厚岸グルメパーク」、「おだいとう」という道の駅を通りながらドライブしたい。厚岸(あっけし)では特産の牡蠣を味わうこともできる。またルートから少し外れるが途中で神の子池に立ち寄ってほしい。行き方は、清里町市街より道道摩周湖斜里線を中標津方面へ25キロほど進み、林道を走るルート。エメラルドグリーン色の澄んだ池が目の前に現れ、思わず息を飲んでしまうことだろう。 次に摩周温泉から国道241線(阿寒横断道路)を走り、双湖台で一休み。双湖台はパンケトー・ペンケトーという二つの湖を望むことのできるビュースポットである。ここの一定の方角からペンケトーを眺めてみると、北海道と同じ形に見えるのが面白い。ベストスポットを探してみよう。ここで記念撮影をするのもいいかもしれない。さらに双湖台から国道248号線を走ると「阿寒丹頂の里」へ到着。この道の駅は阿寒観光の拠点となっているので、二日目の最終目的地とするのがおすすめだ。特別天然記念物であるツル・タンチョウについて併設する阿寒国際ツルセンター「グルス」で学び、その後、阿寒湖温泉に移動して1泊するのもいいし、道の駅向かいにある宿泊施設やキャンプ場で1泊するのもいい。
最終日・三日目。まず訪れてほしいのは阿寒国立公園内にあるオンネトーである。道の駅ではないが、北海道三大秘湖の一つに数えられており、水の色が5色~7色にも変わると言われている。秋の紅葉も美しく四季を通した変化が楽しめる場所だ。 さて、オンネトーを後にしたら「あしょろ銀河ホール21」、「足寄湖」(あしょろこ)という二つの道の駅を通りタウシュベツ川橋梁へ。昔は橋梁上を電車が走っていたコンクリートアーチ橋。タウシュベツ川橋梁は秋から冬にかけてにダム湖の湖底に沈み、初春に再び姿を現すため、幻の橋と言われている。以前は近くまで自由に行き来できたのだが、現在は営林署の許可をもらうか、ガイドツアーに参加する必要がある。しかし、国道の離れた場所からもその歴史を感じられ、十分な雰囲気を持つエリアであることは間違いない。 ここからスタート地点である札幌に帰ろう。層雲峡を北上する北寄りルートと十勝地方を横断するルートの二つがあるので、プランによって使い分けてもらいたい。その一つは三国峠を通って層雲峡、上川から道の駅「とうま」まで進む。その後「あさひかわ」、「ライスランドふかがわ」、「たきかわ」、「ハウスヤルビ奈井江」、「三笠」といった道の駅をめぐって戻る北寄りのルート。もう一つのおすすめルートが足寄湖から南下し「ピア21しほろ」、「しかおい直売所」、「うりまく」、「南ふらの」等の道の駅を通って札幌に戻るコースだ。こちらのルートでは「なんぷ~香房 森のパン屋」(道の駅・南ふらの)でパンを買って味わってほしい。ここのパンはお手ごろ価格かつ、ふわふわサクサクでとてもおいしい。車の中で食べるのもいいし、お土産にするのもよしだ。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
各道の駅には美味しいものがたくさんあるが、中でも達人は特におすすめするものをセレクト。
道の駅をめぐるルートから少し逸れてでも足を運んでほしい場所をピックアップ。
今回紹介したルート沿い以外にも目にしてほしい場所はたくさん。道北、道央、道東の各エリアで達人が足を運んでほしい場所を紹介。
札幌から道東をドライブをする上で各道の駅以外にも立ち寄ってほしい場所のアクセス情報です
【住所】白糠郡白糠町鍛高地区【アクセス】国道392号線沿い他【問い合わせ先】白糠町役場 (電話)01547-2-2171※白糠町内の鍛高地区を中心に栽培されている
【住所】釧路市阿寒町阿寒湖温泉双湖台【駐車場】あり(無料)【アクセス】阿寒湖と弟子屈を結ぶ国道241号線(阿寒横断道路)沿い。阿寒湖畔から約30分
【住所】釧路市阿寒町上阿寒23線36番地1【電話番号】0154-66-2330
●道の駅・スタンプラリーについてのお問い合わせ先【電話番号】011-736-8577(土日祝除く9時~17時)
旅のお得度NO.1を地元発信で実現したホテル予約サイト【地元発信のポイント】北海道在住の現地ナビゲーターが集めたお得な情報が満載!⇒旅のお得度NO.1の札幌のホテル予約サイトを見る
心に安らぎを与える神秘的な池
エメラルドグリーンに見える透明な池の中に沈んだ倒木が水の底に横たわり、神秘的な雰囲気が漂う清里町の「神の子池」。澄んだ水と木々の香りで心癒され、この場所は時間が止まったかのように静かな空気をまとっている。しばらくこの場所で何もかも忘れてひと休みするには最高のスポットだ。
関連タグ
”ローカル旅行”の楽しみ方を見つけて、比べて、予約できる旅行サイトです。
たびらいの予約サービスが人気の理由⇒
北海道の旬な観光情報を現地からお届け
たびらい北海道
この記事を読む