神の子池/清里町
【投稿日】2015年11月27日(金)| 北海道発
摩周湖の天然の湧水でできたエメラルドブルーに輝く池

北海道網走管内斜里郡清里町にある「神の子池(かみのこいけ)」は、摩周湖の北東に位置する周囲220メートル、深さ5メートルの小さな池。摩周湖は川とつながっていないが、雪解け水が摩周湖に流れ込んでも水位が変わらない。これは、地下でつながっている周辺の湖に伏流水を湧き出させているからだ。中でも神の子池は1日に1万2000トンもの伏流水が出る。摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水でできているため、神の子池と呼ばれている。
天然の湧水でできた池は透明度が高く澄み渡っているため、水面に映る木々が鏡に写るように見える。この池にはオショロコマが生息し、池の色と朱色の斑点をもつ魚の色合いを見て楽しめる。積雪期にスノーシューで1時間ほど歩いて行くと、冬の深い藍色になる池が望める。ただし、除雪はされていないので、防寒と林道に注意が必要。春夏秋冬さまざまな景色により微妙に変化する神の子池は、太陽があたる時間帯がおすすめだ。
神の子池の看板から2キロほど林道を進み駐車場に車を停め、未舗装道路を数分歩くと神の子池が見えてくる。当初は観光地化していないためガイドブックなどには載っていなかったが、注目され始めてから穴場として観光客も増えてきている。場所も駐車場から近くにあり便利だ。
※平成27年度は近隣山中の工事が行われる。町内道道~神の子池への林道は12月1日(火)~平成28年(2016)3月31日(木)まで、日曜を除く日中は通行止めとなるため注意。
【投稿日】2015年11月27日(金)【投稿者】たびらい編集部