北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
人気の観光地となった富良野・美瑛。ラベンダーや丘陵地帯の風景を車窓から眺める、鉄道旅の楽しみ方を紹介。
富良野(ふらの)線は北海道のほぼ真ん中の旭川(あさひかわ)駅と富良野駅を結ぶ路線。54.8キロという短い路線ですが、人気ドラマの舞台として有名な観光地となった富良野や、美しい丘のまち美瑛(びえい)はこの沿線にあります。 ラベンダーをはじめとする花畑や丘の風景などが楽しめる時期には、臨時列車も運転され専用の臨時駅ができるなど、観光しやすい工夫がされているのも特徴。車窓も変化に富んでいて見どころも多く、様々な観光スポットが点在しているのも魅力です。⇒旭川のホテルを探すならこちら⇒富良野のホテルを探すならこちら北海道ローカル案内役が厳選おすすめホテル特集
[たびらいセレクション]
(なかたに ひろし) 中谷 浩志
JR富良野線は道内のローカル線と呼ばれる路線の中でも観光客に人気のある路線です。旭川駅を出て西神楽(にしかぐら)までしばらくは、国道237号線と並んで市街地を走り、西神楽駅を過ぎると景色が変わり田園風景に。このあたりでは大雪山系のきれいな水と内陸特有の気温差で美味しいお米が作られていますよ。ずっと小さな駅が短い区間に点々とするこの路線。旭川駅からはおよそ30分ほどで美瑛(びえい)駅に到着です。 美瑛駅は美瑛軟石を使った石造りの駅舎で、全国の駅100選にも選ばれたとても雰囲気のある駅。駅舎自体も夏の『丘のまちフェスティバル』の時にはライトアップされ、CMやPVのロケにも使われている人気のスポットです。『セブンスターの木』や『親子の木』、『マイルドセブンの丘』や『ぜるぶの丘』など人気の風景を見に行くのなら、ここから。バスやレンタカー、レンタサイクルで観光する方が多いですね。 そして2012年にアップル社の製品の壁紙に使われたことで有名になったのが『青い池』。まさかこんなに有名になるとは思っていなかったのでびっくりしましたが、必ず立ち寄っていくべきスポットです。
この路線で一番魅力的と言ってもいいのが美瑛駅-美馬牛(びばうし)駅の間でしょう。樹々の風景から視界がぱっと開けて現れる美瑛の丘、次から次へと変わるその風景には見とれてしまうほどです。例年6月から10月の週末や、夏休みに運転される『富良野・美瑛ノロッコ号』は、この区間で速度を30キロに落とし景色を楽しませてくれます。 そして、もちろん花や緑の季節は良いのですが、冬の景色もとても素晴らしいんです。真っ白な丘と木に積もった雪や、点々とどこまでも続くキタキツネの足跡...色とりどりの夏とはまた違う魅力があります。季節を問わず、訪れる人を魅了するこの美瑛-美馬牛の景色はぜひお勧めしたいですね。 美馬牛駅を出てしばらく丘の景色が続き、上富良野(かみふらの)駅の手前からは十勝岳連邦が見えてきます。中でも荒々しい姿の十勝岳は、お天気の良い時など噴煙が見え絶景です。 『富良野・美瑛ノロッコ号』だけが停車する臨時駅はラベンダー畑駅。この駅からは『ファーム富田』へも徒歩で行けるのでとても便利。ラベンダー畑駅から富良野駅までは約12分、富良野川を渡ると富良野駅です。
富良野地方にラベンダーが初めて植えられたのは昭和30年頃。香料採取の目的で栽培する農家が多かった。やがて、合成香料の出現でほとんどの農家がラベンダー栽培から撤退するが、あるカメラマンが撮影した写真が旧国鉄のカレンダーに使われるや、全国からその畑を見ようと沢山の観光客が訪れるようになった。関連記事⇒富良野ラベンダー観光の楽しみ方・めぐり方観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
あれもこれも見たい…でも時間は限られているし!!そんな時にお役立ち。ここは押さえておこう!のとっておきをご紹介。
風景を眺めているだけではもったいない。日常では体験できないことにチャレンジしてみませんか!
北海道旅行の楽しみはやっぱり『食』という方は多いですよね。富良野線沿線の“ご当地ならでは”を是非どうぞ!
富良野駅は北海道富良野市日の出町1にある北海道旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅である。JR北海道の駅番号はT30。 根室本線を所属線としており、当駅を終点とする富良野線を加えた2路線が乗り入れている。かつては特急「おおぞら」、急行「狩勝」の停車駅だった。
札幌インターチェンジから道央道で三笠インターチェンジへ。三笠インターチェンジから道道岩見沢三笠線-国道452号-道道美唄富良野線で富良野へ。合計約140キロ、約2時間30分
札幌駅(駅前ターミナル)から、中央バス・高速ふらの号で道央自動車道・滝川経由し富良野へ。◇約2時間30分 大人片道:2200円 大人往復:4150円
日本最大級のラベンダー畑が広がる「ファーム富田」は、富良野観光の人気定番スポット。ラベンダー鑑賞のコツやグルメ情報を紹介!⇒「ファーム富田 富良野観光の定番スポット」を見る
四季彩の丘と十勝岳連峰
目の前に広がる四季彩(しきさい)の丘。咲き誇る色とりどりの花の間を風が吹き抜け、爽やかな香りを届けてくれます。その丘の向こうに見える十勝岳連峰の十勝岳は、今もなお噴煙をあげる活火山です。整えられた花畑やパッチワークの丘の景色も、ただ美しいだけではなく実は力強さも兼ね備えた自然風景であることに気づくのではないでしょうか。
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