長崎発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
長崎県佐世保市に駐留米軍から伝わったのが発祥で、いまや全国的な知名度を誇る「佐世保バーガー」。本場アメリカ式のビッグなハンバーガーを、佐世保の開放的な空気を感じながらお腹いっぱい堪能しよう。
大きなバンズに具材がたっぷり挟まった「佐世保バーガー」。そのどでかいサイズに、初めて食べる人はきっと驚くだろう。子どもの顔が隠れるほどの大きさで持つのも一苦労。もちろん大きいだけではなく、一口食べると野菜やパティなど地元食材を使った具材にソースとバンズが一体となりジューシーな味わいが広がる。恥ずかしがらずにがぶりと豪快にかぶりつけば、さらにそのおいしさを堪能できる。今では全国的に注目を集めているが、佐世保バーガーは昔から“庶民の味”として地元で愛され続けている馴染み深いグルメ。港町・佐世保の開放的な雰囲気のなかで味わう、できたてアツアツの佐世保バーガーは格別だ。取材/ながさきプレス、2014年 10月◆その他のおすすめ長崎観光情報→長崎観光のおすすめ情報9選→佐世保観光のおすすめ情報4選→長崎グルメのおすすめ情報5選九州ローカル案内役が厳選おすすめホテル特集
(まるた のぶよ) 丸田 のぶ代さん
佐世保に初めてハンバーガーがやってきたのは1950年ごろ。佐世保基地のアメリカ海軍からレシピが伝わったのが始まりだといわれる。基地周辺にあるアメリカ人向けの店に留まらず、やがて佐世保の市街地にも多くのハンバーガーショップが並ぶようになった。時代の流れとともに佐世保流のアレンジがなされ、地元に根付いていったものが「佐世保バーガー」だ。それぞれの店では趣向を凝らしたオリジナルのハンバーガーを提供しているが、どの店でも共通しているのは一つ一つが手づくりだということ。注文が入ってから焼くため、あつあつの一番おいしい状態で食べられる。アメリカから伝わった大きなサイズも特徴で、食事としてもしっかり十分なボリュームだ。ちなみに佐世保市内では、佐世保バーガーの認定制度がある。地元食材を利用していることや、その製法が認められた認定店の店先には、「佐世保バーガーボーイ」の看板が設置してある。それを目印に食べ歩きをしてみるのもおすすめだ。
「ログキット」の定番メニューである「スペシャルバーガー」の作り方を教えてもらった。注文が入ってから、パティやベーコンなどの具材を鉄板で一緒に焼いていく。大きなパティはビーフ100%。ほかにも黄身のしっかりした卵、厚めのベーコン、新鮮なトマト、特注の大きなパンなど、どれもこだわりの素材ばかりだ。外側がかりっとするまで焼き上げたパンに具材を重ねていき、野菜の上に自家製マヨネーズとソースを盛り付け、もう1枚パンを合わせれば完成だ。香ばしい香りが食欲をそそる。直径約15センチ、重さ約500グラムのハンバーガーは具材も豊富でボリューム満点。「くせのない甘めのソースで食べやすく、女性でも最後まで飽きずにおいしく食べられますよ」と達人・丸田さんも自信たっぷりだ。週末は混み合うことも多いので、時間の余裕を持って訪れよう。
大きな佐世保バーガーをおいしく食べるコツは、まず「食べる前にぎゅっと上から押さえること」だそう。佐世保バーガーはそのままだと厚みがあってひと口ではおさまらない。押しつぶすことで食べやすい厚みとなる。さらにソースが具材やパンとしっかり合わさるのだ。2点目のポイントが、「食べるとき、あまり恥ずかしがらないこと」(丸田さん)。口を開けて豪快にがぶり。ちょっとくらいソースがはみ出たり口の周りについても、気にしないで大丈夫。周りを気にせず心ゆくまで佐世保バーガーの味を堪能してほしい。そして最後に、「佐世保のまちの雰囲気を感じながら味わうこと」。港町として栄えてアメリカ文化との繋がりが深く、大きな商店街から裏道に入るとなんだか変わった店もいっぱいある、個性あふれる佐世保の街。この街ならではの空気を感じながら、地元で愛される佐世保バーガーにかぶりつけば、本当のおいしさが分かるはず。今では全国各地で味わうことのできる佐世保バーガーだが、発祥の地・佐世保の街の情緒を楽しみながら、本場の味を満喫しよう。LOG KIT(ログキット)【住所】長崎県佐世保市矢岳町1-1 2F【営業時間】10時~21時(日曜は10時~20時)【定休日】第2・4火曜【メニュー例】 ・スペシャルバーガー 880円 ・USバーガー 650円 ・チーズバーガー 780円【交通アクセス】 ・車で……西九州自動車道の佐世保中央インターチェンジを降りてすぐ ・電車で……JR佐世保駅から車で約8分【電話番号(問い合わせ)】0956-24-5034観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
[たびらいセレクション]
佐世保市内にたくさんある佐世保バーガーショップの中でも、地元の人や観光客に人気の名店を紹介。
バリエーション豊富な佐世保バーガーの中でも、とくに個性的なものを紹介。
・長崎空港から約1時間大村インターチェンジから長崎自動車道→高速そのぎインターチェンジから国道205号線方面→佐世保みなとインターチェンジから一般道・福岡空港から約1時間40分榎田インターチェンジから福岡都市高速環状線→太宰府インターチェンジから九州自動車道→鳥栖ジャンクションから長崎自動車道→武雄ジャンクションから西九州自動車道→佐世保みなとインターチェンジから一般道
・JR長崎駅から約1時間40分(快速シーサイドライナー佐世保行)・JR博多駅から約2時間(特急みどりハウステンボス佐世保行)
・福岡(JR博多駅から)約2時間40分博多バスセンターよりリムジンバス佐世保バスセンター行に乗車・JR長崎駅から約1時間40分長崎駅前より長崎県営バスの高速バス(長崎―佐世保)に乗車・長崎空港から約1時間30分空港前バス停2番乗り場より高速バス(ハウステンボス・佐世保・佐々行)に乗車
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佐世保の夜は更けていく
戦後、駐留米軍向けの店が出来始めた頃から、佐世保バーガーは庶民的なグルメだった。手軽な値段で肉も野菜も入った大きな佐世保バーガーは、世代を問わず愛され続けている。佐世保市内の商店街には遅くまで営業している店も多い。お酒の席が終わったら、最後は佐世保バーガーを食べに……なんて楽しみ方は佐世保ならでは。外国人バーやジャズバーで佐世保の夜を楽しんだら、ぜひ佐世保バーガーも召し上がれ。もっと佐世保の街を満喫できるはずだ。
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