世界的にも評価の高い事典であるブリタニカ国際大百科事典日本語版の国際大百科事典小項目事典にも長崎市街地の幻想的な街明かりを望む景勝地として紹介されている稲佐山は、夜景ばかりに目がいきがちですが、実は昼も楽しめるスポット。山頂の稲佐山公園は、ライブなどさまざまなイベントが行われる長崎の憩いの場です。
公園内の中でも、猿舎・鹿放牧場は動物と触れ合える穴場。場所は、ロープウェイの降り場から徒歩数分の距離。稲佐山の展望台に行く前に、ぜひ立ち寄ってみて。100円でえさが購入でき、動物にあげれば、ぐっと動物たちとの距離も縮まります。人懐っこい動物たちに癒されますよ。
山頂展望台にたどりついたら、まずは1階フロアに設置されている「ハートツリー」と「プロミスハート」へ。「ハートツリー」はハートを重ね合わせたツリー状のモニュメントです。電光掲示板のメッセージを、自分で選べるとあって、フォトスポットとしても人気。
すぐ横に設置されている「プロミスハート」は、ハートプレート(1個100円)を購入すれば、自分の願いを書いて結びつけることができます。また、ハート型がキュートなため、展望台の土産物として、持ち帰るのにもおすすめです。
展望台の屋上から、昼間だけ見られるのが、長崎に寄港している豪華客船。定期的に長崎に寄港しており、夜には出港するため、昼限定の景色です。また、展望台は360度さまざまな角度から、長崎の町並みを見渡せ、一日中飽きる事なく、その風景を楽しめます。街並みとは、逆の方向で楽しめるのが、海に沈む夕景。毎日違う美しい姿に、思わず時間が止まったようなひとときが流れます。
夕日が沈んだ後は、街並みが眺められる方に戻って、いよいよ「世界新三大夜景」を堪能。標高333メートルもの頂上で見る夜景は、まさに「1000万ドルの夜景」。坂道の多い独特な地形が生み出した、ほかには類をみない夜景が訪れた人を魅力します。
展望台には、さまざまなハートモチーフが隠されており、それらを探し出すのも楽しみのひとつ。全部で5つあるため、どこにあるか訪れた時にぜひ探してみてください。
さらに、展望台以外にも、夜景が一望できる穴場の夜景スポットを案内。稲佐山の多数ある公園のうち、中腹にある「稲佐公園」は、バス停(上曙)のすぐそばにあり、アクセス良好。稲佐山の散策や展望台で夜景を堪能した後に、頂上とはまた違った風景を堪能してみてはいかがでしょう。