- 海中からそびえる岩々とともに
「大ヶ瀬」の背後で沈む夕日
- 天草西海岸に面した東シナ海に浮かぶ岩礁「大ヶ瀬(おおがせ)」。この周辺で見られる夕日は日本の「夕陽百選」に数えられ、海中からそびえる岩々の背後に落ちる夕日が、東シナ海の水面を真っ赤に染める風景を見ることができる。特におすすめのスポットは「西平椿公園(にしひらつばきこうえん)」。毎年2月から3月にかけて、山の斜面をヤブツバキをはじめとする約2万本のツバキが咲き、真っ赤な花びらで山が覆い尽くされる。夕日とともに、ぜひ見てほしい景色だ。
基本データ
【場所】熊本県天草市天草町大江
【交通アクセス】松橋インターチェンジから国道266号経由で約110キロ、約2時間50分
【駐車場】あり(50台)
- 浮かび上がる聖母のシルエット
「マリア像の夕日」
- 天草のキリシタン文化を象徴する“海の教会”として知られる「﨑津教会(さきつきょうかい)」。そのすぐ近くの岬には、海に向かってマリア像が立っている。地元では“海上マリア像”と呼ばれて親しまれているこの像を含む風景が夕日に包まれると、周囲は幻想的な風景へと変貌。夕日を受けたマリア像のシルエットが浮かび上がる。
基本データ
【場所】熊本県天草市河浦町﨑津
【電話番号(問い合わせ)】0969-22-2243(天草宝島観光協会)
【交通アクセス】松橋インターチェンジから国道266号経由で約105キロ、約2時間20分
- 東シナ海の大パノラマを望む
「遠見山公園の夕日」
- 牛深港を眼下に望む「遠見山公園」の展望所は、標高217メートルの遠見山の頂上にある。東シナ海の大パノラマを望む展望所からは、夕日が落ちた後にも、ライトアップされたハイヤ大橋など、牛深港の夜景を見ることができる。また、遠見山公園は50万本のスイセンが咲く“すいせん公園”とも呼ばれ、1月中旬~3月下旬に見ごろを迎える。
基本データ
【場所】熊本県天草市牛深町(遠見山公園)
【交通アクセス】松橋インターチェンジから国道266号経由で約115キロ、約2時間30分
【駐車場】あり(30台、大型バス4台)