北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
寒く、雪も多く、外出も控えめになる季節。しかし、実は冬こそ北海道の本領が発揮されるシーズンである。 寒さとうまく共存する街、それが札幌だ。北海道最大の都市・札幌の冬の楽しみ方を紹介しよう。
一年の半分近くは雪と共に過ごすことになる北海道。12月から2月頃までは毎日氷点下の気温の中で生活している。寒い寒いと言っても、それは当たり前のこと。長く辛い冬を“楽しんでやろうじゃないか”とばかりに、現代の札幌はイベントが数多く開催されるようになった。世界中から観光客が集まる「さっぽろ雪まつり」を筆頭に、イベントや冬に適したレジャースポットも盛りだくさん。 また、札幌市内から好アクセスな場所に良質なゲレンデも多くあるため、スキー・スノーボードなどのウィンタースポーツ好きも全国各地から、果ては海外からも集まる。そう、冬こそ札幌が面白い季節なのだ!
[札幌の冬ならではのイベントを楽しむ旅]
[たびらいセレクション]
(ふなしま おさむ) 船島 修 さん
札幌では例年10月下旬ほどに初雪が降り、12月上旬~下旬頃にかけて街の景色が白に染まってゆく。ちょうどその頃から見られるのが、札幌のあちこちで展開するイルミネーションだ。いち早く冬の到来を知らせる「サッポロファクトリー クリスマスイルミネーション」は、例年11月上旬に点灯される。アトリウムの天井に届きそうなほどの高さ15メートルもある大きなトドマツに、たくさんの装飾が施され、非常に華やか。それに合わせ、周辺にもクリスマスイルミネーションが輝き、冬の風景が徐々に賑やかになっていく。 それよりも時を少し遅くして開催されるのが、「さっぽろホワイトイルミネーション」。この催事では、大通公園を中心とし、駅前通の中央分離帯の樹木などもライトアップされる。ライン状に続く光にみとれて思わず足を止めてしまうはずだ。雪をキャンバスに見立てた華やかなイルミネーションは、2月までずっと札幌を彩り続ける。
「さっぽろ雪まつり」は、会場が大通公園の一カ所だけだと思っている人も多い。しかし、実は会場は「すすきの」と札幌市・東区の「つどーむ会場」にもあり、それぞれが特徴的だ。大通公園しか行かないのはもったいない! まずは、メインの大通会場をご紹介。迫力のある巨大雪像をメインとして、市民雪像やグルメスポット、1丁目のテレビ塔の下にはスケートリンクも設置される。また3丁目にはエアジャンプ台が登場し、スキー・スノーボードの華麗なジャンプテクニックを間近で見られるのがうれしい。周囲には歓声が響き渡る。 すすきの会場には大きな雪像こそないが、巧みの技が光る氷像が並ぶ。夜はライトアップされるので、氷がキラキラと輝いて像の美しさがいっそう増す。食事の帰りにぶらりと歩いてみると良いだろう。つどーむ会場は地下鉄・東豊線の栄町駅から徒歩10分の場所にある。大きなすべり台やスノーラフトが設置されており、雪と思いっきり遊ぶことができる。こちらはファミリー・子連れの人向けの会場だ。
前述のイルミネーションやイベントに加え、屋外の体験型施設を遊ぶのも、また面白い。札幌市内にありながら、地方の牧場に訪れたような感覚で、動物たちとのふれあいを体験できる「さっぽろさとらんど」では、冬期間でも元気に外遊びが楽しめる。広大な敷地の中、スノーモービルで雪の上のゴムボートを引っ張るバナナボートや、のりのりチューブが大人気だ。これらは、摩擦の少ない雪上を右へ左へと振り回されるスリリングなアクティビティ。また、馬そりでゆっくりと園内を一周するという楽しみ方も、北国らしい雰囲気を味わえて良いはずだ。 冬の「羊ヶ丘展望台」もおすすめ。一面の銀世界の中、クラーク博士と並んで写真を撮るのはもちろん、例年1月中旬~3月初旬に期間限定で登場する「羊ヶ丘スノーパーク」もアツい! スノーシューや歩くスキー、チューブそりなども楽しめる。「羊ヶ丘展望台」は風景を楽しむだけの場所ではないのだ。 さらに「藻岩山ロープウェイ」で、藻岩山山頂からの風景を堪能するのも素敵。昼間は煌く銀世界、夜は輝く夜景と星空。どちらも冬の澄んだ空気の中、札幌市街地と周辺の大自然を一望でき、とても気持ちが良い。ロープウェイの入り口まで市電が通っているので、札幌の街中の風景を楽しみながらのデートプランがおすすめ。
せっかく北海道の冬を味わうなら、スキーやスノーボードのようなアクティビティは外せない。きめの細かい雪を巻き上げながら、豪快に斜面を滑っていくのは最高に気持ちがいい。初めてだから怖いという人はインストラクターが指導してくれるツアーやスクールにに参加してみるといいだろう。未経験のまま北海道に来たものの、その魅力にどっぷりとハマってしまったという話もざらだ。 手軽にスキーをするなら市街地から20分の藻岩山スキー場や、ばんけいスキー場がおすすめ。札幌オリンピックが開催された北海道サッポロテイネオリンピアなども有名だ。もっと雪質にこだわりたいという上級者は札幌国際スキー場へ行こう。標高が高いためパウダースノーで積雪量も多く、雪質はここがNo.1という地元のファンも多い。また札幌国際スキー場は定山渓温泉からほど近い位置にあるため、帰りには温泉にゆっくり浸かって、疲れた体を癒すという楽しみ方もできる。北海道の冬のアクティビティを、ぜひ満喫してほしい!道内屈指のスキー場が勢ぞろい! 「スキー&スノボ」特集観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
長い札幌の冬を盛り上げるイベントが満載!
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北海道らしいあったか豪快なグルメをいただき!
「さっぽろ雪まつり」のメイン会場でもある大通公園。冬はイルミネーションやミュンヘンクリスマス市の開催場所でもあり、札幌の観光の拠点になる場所。地下鉄3線の乗り換え駅になっているので、どこに行くにもまずは「大通」が便利だ。
地下鉄南北線、東西線、東豊線、いずれも「大通駅」で下車地下鉄東西線のみ「西11丁目駅」で下車すると、大通公園の10丁目、11丁目に出られる
JR札幌駅から札幌地下歩行空間を経由し、徒歩で約15分
札幌大通地下駐車場(362台/有料)大通公園の地下に設置されており、地下街に出入り口あり※他にも大通周辺に有料駐車場あり
札幌の観光名所の楽しみ方や、夜景・グルメ・温泉・観光イベント情報などをひとまとめ!札幌エリアで旅行を楽しむツアープランやホテル・宿の予約プラン、レンタカープランなども紹介。札幌旅行を考えている方は下記のURLから「札幌エリア特集」をチェック。【札幌エリア特集】はコチラ
クリスマス一色に街が染まる
11月の週末からクリスマスまでの期間、大通り公園でイルミネーションとともに開催されるのが「ミュンヘンクリスマス市」。 ドイツの街並みをイメージした店舗が並び、イルミネーションの灯りがキラキラと輝く会場は毎日がクリスマス気分! クリスマスツリーの飾りやマトリョーシカなど関連雑貨や工芸品が販売される。本格的なドイツ料理や直輸入のワイン、近年ブームのパンケーキなどグルメも見逃せない。小樽ビールや札幌ビールも出展しているので北海道とドイツの食のコラボレーションも楽しもう!
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さっぽろホワイトイルミネーション
大通会場の大中雪氷像
すすきの会場の氷彫刻
つどーむ会場のアトラクション
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