北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
更新:2021年11月22日
標高531メートルの藻岩山は、札幌市のほぼ中央に位置し、景色を眺めるには絶好のエリア。山頂に登れば、自然豊かな札幌の街並み、ロマンチックな夜景が広がります。カップル・ファミリーで楽しむ、そのポイントを紹介します。
[おすすめドライブコース]
[たびらいセレクション]
札幌のホテルを目的やテーマ別にピックアップ。実際に見て泊まって選んだおすすめ宿をランキング形式で紹介します。
詳細はこちら
札幌のホテルでよく見られている推し宿特集
標高531メートルの藻岩山は、札幌市のほぼ中央にあるため、山頂の展望台から札幌の街並みと自然豊かな景色を、360度見渡すことができる絶好の場所。この藻岩山からの夜景は函館山、小樽市の天狗山と並んで「北海道三大夜景」と呼ばれ、道民にも親しまれているビュースポットのひとつです。平成27年(2015)には、札幌の夜景が「日本新三大夜景」に選出され、大きな話題となりました。さらに平成28年(2016)3月、藻岩山から見る夜景は全国の夜景鑑賞士が選ぶ「日本百名月」にも認定。札幌の夜景を代表する場所であり、目下、大躍進中の人気スポットなのです。 藻岩山の山頂展望台は、200万都市・札幌の都会的な景観はもちろん、反対側に回ると雄大な山々も眺めることが可能です。また、遠くには石狩平野や石狩湾、札幌の街を縦に貫く豊平川(とよひらがわ)がビルの間に流れる景色、そして眼下には原始林が残った景色が広がっています。札幌は、自然と見事に調和した街。ビル街と自然が一体となった光景を見られるのは、札幌ならではです。 山頂からきれいな夜景が見えるコンディションは、ガスが出るか出ないかが大きく影響しています。たとえ雨の日でも、ガスが出ていなければ大丈夫。またガスの影響で市街地の風景が見えない時でも、風が吹くとじきにガスは薄れていくことも多々。簡単にあきらめることなく、待つことも重要です。 「札幌もいわ山ロープウェイ」は平成23年(2011)12月にリニューアルし、施設も乗り物も装い新たになりました。バリアフリーにも徹底的にこだわった充実の施設で、ぜひ景色を楽しんでみましょう。
公共交通機関で藻岩山を訪れるなら、札幌市電がおすすめ。大通・狸小路・すすきのなどの中心部から約20分で到着します。最寄となる市電の停車場「ロープウェイ入口」から山麓駅までは無料のシャトルバスが出ているので、アクセスは非常に便利です。山頂展望台へ行くには、山麓駅からロープウェイに乗車し、中腹駅でミニケーブルカー「もーりすカー」に乗り換えましょう。ロープウェイのゴンドラ内は全面がほぼガラス張りになっており、5分間の乗車時間は、まさに空中散歩そのもの。さっぽろテレビ塔やJRタワー展望室「T38」などの人気展望スポットも乗車中に見ることができます。 ロープウェイは15分おきに運行。中腹駅で乗る「もーりすカー」はスイス製の森林体験型輸送システムで、ロープウェイの駆動方式を利用した世界初の乗り物。森の中を駆け抜けるような感覚を楽しんで。 山麓駅から山頂駅までロープウェイともーりすカーを利用すると、料金は往復1800円。車なら観光自動車道利用料金が1台1200円、もーりすカーの往復600円、合計1800円。2人なら1200円、3人なら2400円もお得に! 自然の中を走る観光自動車道はエゾリスやキタキツネが道路を横断することもあるので、どうか安全運転で。明るい時間帯は、中腹駅~山頂駅まで遊歩道を歩いて登るのもおすすめですよ。 ただし、この藻岩山観光自動車道は春~秋までの期間限定で開通する道路。凍結・降雪が見られる11月下旬~4月上旬には通行止めとなるので、注意を。
藻岩山は、札幌の中でも“最も親しみやすい山”と呼ばれ、実は登山客にも高い人気を誇る山。山頂の南西側からは樽前山(たるまえざん)・風不死岳(ふっぷしだけ)・恵庭岳(えにわだけ)といった支笏湖周辺の1000メートル級の山々が見られ、北西方面には手稲山(ていねやま)・朝里岳(あさりだけ)など小樽方面の山を望むことができます。市街地の展望は藻岩山の魅力のひとつ。自然と一体化したまちの姿をパノラマで観賞するのが楽しみなのです。 山頂展望台にはテーブル・椅子などの無料休憩設備があり、昼間は山好きの人が集まります。「あの山に登ったんだ、だから今度はあの山へ」。そんな、地元民の山トークに花が咲くシーンには気持ちが和みます。展望台のレストラン「THE JEWELS」ではランチメニューを提供しており、なんと登山装備の人は20%引きという割引も実施中。登山人気の高さがうかがえます。
山頂にある展望レストラン「THE JEWELS」は全面ガラス張り。約270度の絶景に囲まれ、まるで空中に浮かんでいるような感覚に。展望台からの眺めにも引けを取らない、素晴らしい景色の中で食事を楽しめます。「THE JEWELS」のコンセプトは「カジュアルフレンチ」ながら、誕生日のお祝いやプロポーズなど、大切なシーンでの利用も多いスポット。週末の窓際席は2週間くらい前から埋まってしまうので、早めの予約がおすすめです。 コース・アラカルトを提供する絶景グルメスポットながら、入りやすさがこのレストランの魅力。多くのメニューで北海道産食材を使用し、本格的な味を提供しています。ディナーだけでなく、ランチタイムの利用もおすすめ。お手頃価格で味わえるランチのスープカレーは人気のメニューです。 また、藻岩山周辺にはスイーツスポットが多く、夕方前に時間を過ごせるのも特徴のひとつ。 藻岩山の山麓にはボリュームのあるパンケーキが人気の「カフェ ブルー」、最寄りの市電停車場「ロープウェイ入口」直近にもデザイナーズカフェ「カフェ ブラン」があります。カントリー調の建物でテラス席がある「カフェブルー」で味わうなら、ボリュームたっぷりの「ポークジンジャープレート」もおすすめ。また、「カフェ ブラン」はフルーツやチーズを使ったパンケーキの他、オーガニックコーヒーも人気が出ています。
【住所】北海道札幌市中央区伏見5丁目3-7 【営業時間(ロープウェイ)】 10時30分~22時(上り最終21時30分):4月~11月(夏期) 11時~22時(上り最終21時30分):12月~3月(冬期) 【特別営業(ロープウェイ)】 11時~17時(上り最終16時30分):12月31日(大晦日) 5時~13時(上り最終12時30分):1月1日(元旦) 【運休期間】 メンテナンスのため全館休業になる期間があります。 ※年度によって変動あり 【料金】 ロープウェイ+もーりすカー(往復): 大人2100円、小学生以下1050円 ロープウェイ(往復):大人1400円、小学生以下700円 【問い合わせ(TEL)】011-561-8177 【公式サイト】 https://mt-moiwa.jp/
車(レンタカー)で
新千歳空港から道央自動車道で約60分(札幌ジャンクションから札幌道に入り、北広島ICから約30分)、JR札幌駅から約15分
市電で
「ロープウェイ入口」電停下車(「西4丁目」「すすきの」電停から約20分)、無料シャトルバスで約5分
地下鉄&バスで
地下鉄東西線「円山公園」駅下車(大通駅から約6分)、円山バスターミナルからJRバス(循環円11)ロープウェイ線に乗り換え「もいわ山麓」駅下車(約17分)
車で山頂の展望台まで上れますか?
平成23年(2011)のリニューアルから、自然環境に配慮して、自動車で上れるのは中腹駅の駐車場までになりました。中腹までは藻岩山観光自動車(4月初旬~11月末頃)を利用してください。料金は一般乗用車1200円、二輪車600円です。
車イスでも山頂へ行けますか?
すべての建物にエレベーターを設置しているほか、ロープウェイやもーりすカー、各施設には段差もなく、バリアフリーを徹底しています。車イスに限らず、高齢者や体の不自由な人でも気軽に山頂まで上ることが可能です。
日没時間を知りたいのですが。
公式ホームページの下の方に「夜景の時間帯」という項目があるので、そちらで確認を。今日の日没時間と夜景観賞のベストタイムが分かるので、ぜひ参考にしてください。天候が心配な場合も、気軽に問い合わせてみましょう。
札幌の人気観光スポット20選。札幌に行くならはまずココ!
カップルにおすすめ。札幌・小樽の夜景ビュースポット