近代化を遂げた熊本県は、県庁所在地を県北西部の熊本市に置き、九州全体や南九州を管轄する各官庁や多くの会社の出先機関が進出し、福岡市と並ぶ九州の中枢都市に。熊本市の人口も年々増加し、平成24年(2012)には政令指定都市に移行した。また、平成23年(2011)の九州新幹線鹿児島ルート開業をきっかけに、ゆるキャラ「くまモン」が生まれた。近年は県の情報をくまモンがアピールし、ゆるキャラとしての人気が高い。世界遺産登録が決定した「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」は造船や製鉄・製鋼、石炭産業などの遺構群で、県内に残る「万田坑」も含まれている。