旬のもの 越冬キャベツ 冬、氷点下30℃まで下がる道北の和寒(わっさむ)は、その寒さを利用した越冬キャベツの元祖。秋に収穫したキャベツを雪の下で貯蔵。雪の下は天然のバーシャルフリージング冷蔵庫となり、キャベツをゆっくりと熟成させ、甘みあるおいしいキャベツになる。和寒で栽培している品種は冬駒といい、越冬キャベツの中でも横綱といわれている。 流氷 オホーツク沿岸の網走や紋別が流氷初日を迎えるのは、年によって前後するが例年1月下旬。流氷はオホーツク海に注ぐアムール川から流れ出た淡水と海水が混ざり、氷点下になると氷の塊となって約1000キロを南下し、成長しながらオホーツク沿岸に達する。3月中旬の海明けまで、網走や紋別などから流氷を間近にする流氷砕氷船が出航している。 氷上露天風呂 厳冬期の1月下旬、十勝平野の北方にある凍結した然別湖(しかりべつこ)の湖上に氷上露天風呂(無料)が設営される。冬のイベント「しかりべつ湖コタン」のひとつで、日中の気温は氷点下10℃前後、夜は氷点下30℃と、このイベントならではの体験ができる。すぐ前には雪原と化した湖が広がり、周辺は雪化粧の山々。開放感満点の露天風呂だ。