北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
帯広はスイーツ好きの天国だ。数多くのスイーツ店が切磋琢磨するからか、お菓子の平均レベルが高い。どの店も美味いのだ。そしてうれしくなるほどに値段も安い。そんな帯広スイーツを巡るおいしい旅に出かけよう。
帯広のお菓子がおいしい理由は、素材の良さ。小麦粉にミルク・クリーム、砂糖、卵、小豆などなど、十勝産のものだけで良質なお菓子の材料がすべて揃ってしまう。1967年に今の六花亭の前身が日本で初めてホワイトチョコレートをつくり、カニ族と呼ばれたバックパッカーの口コミによって全国に噂が広がっていったのも、こんな恵まれた環境があってこそ。帯広スイーツは、その昔から知る人ぞ知る実力があったのだ。今ではデパートの北海道物産展の目玉になるほどの評判を集める存在だが、まだまだ知られざる名店がゴロゴロしている。スイーツ好きなら、やはり帯広を丹念にめぐってその味わいを自分の舌で確かめてみたいものだ。
[帯広のスイーツ巡りを自由に楽しむ旅]
[たびらいセレクション]
(のだけともみ) 野嶽 智美さん
帯広スイーツのおいしさはの決め手は、良質なスイーツ素材。たとえば小豆。十勝産の小豆は色が淡く、餡の仕上がりが美しくなるんだそうです。伊勢神宮のお土産で有名な「赤福」の上品な餡の色にも、十勝産の大豆が貢献しているんです。あとミルクやクリームもそう、全国の人気店から引っ張りだこの素材を使ってつくる帯広のスイーツは、おいしく出来上がる定めになっているんです。今や北海道を代表するブランドになった六花亭さんも、帯広生まれ。全国的に知られるマルセイバターサンドは、帯広自慢のスイーツなんです。もうひとつは柳月さん。ここの三方六は昭和の名喜劇俳優の故森繁久彌さんが毎日ブランチに食べていると紹介されて、話題になった。2001年にできた柳月のスイートピアガーデンは、すっかり帯広観光の新名所になっています。この二大ブランドがクオリティをリードしながら帯広スイーツを支えるお菓子業界が発展してきたわけです。
帯広のイメージを聞かれて、スイーツと答える人は、かなりのマニアです。一気にブレイクした豚丼を挙げる人はかなりいるでしょうが「帯広といわれても?」という人がまだまだ多数派でしょうか。これが十勝になると、乳製品とかアイスとか大規模農業とか、全国的な知名度はぐんと上がる。帯広の人は真面目でいい人なんだけど、イマイチ押しが弱い草食系なんですね。でも実力はスゴいです。なかでも女子的にはスイーツがイチオシ。何しろ十勝中から食材が集まってくる。生産量日本一の小麦、ミルク、ビートシュガー、小豆がどんどんやってくる。おまけに水がいいんです。市内を流れる札内川は日本一の水質に8回も選ばれ、そこを水源とする帯広市は旧厚生省から「水道水おいしい都市」に認定されています。スイーツづくりには理想的な土地ですよね。さすがに北海道内には帯広スイーツの実力は知られてはいますが、全国の皆さんにも知って欲しい。マルセイバターサンド=帯広名菓としっかり定着して欲しい。これは帯広女子の見栄でもありますが。
六花亭、柳月の二大ブランドは庶民が楽しめるお菓子にこだわってくれていて、お値段的にもやさしい。この両巨頭に引きずられ帯広のお菓子の値段は本当にリーズナブル、百円台で買えるスイーツのチョイスが信じられないほど豊富で皆さん驚かれます。売れ筋のショートケーキが、店によっては百円台。二大ブランドに負けない知名度と人気を誇る「高橋まんじゅう屋」さんの大判焼も、うれしいワンコインの100円です。このスイーツ天国、帯広で食べ歩きをするなら「スイーツめぐり券」の利用が断然お得。なんと500円で4つのお店のスイーツを楽しむことができ、世界で唯一の競馬「ばんえい競馬」の入場券もついているお得なチケットです。帯広女子には、それぞれ自分が好きなマイスイーツとマイショップがあります。ぜひご自分の贔屓の味を、帯広のスイーツ巡りで見つけていただければと思います。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
もうすっかり全国区になった六花亭ブランド。帯広のお菓子といえばココ!本店の喫茶室は老若男女すべての帯広市民の憩いの場だ。
開拓の暖をとる薪の寸法を意味する「三方六」が代表名菓。数年前のバームクーヘンブームで全国的にも知名度が急上昇。スイートピアガーデンは新たな観光名所だ。
二大ブランド以外にも帯広には実力店がいっぱい。和菓子からケーキやプリン、ソフトクリームからジェラートまで。目移りするほどのスイーツショップがライバル店に負けじと新たなメニュー開発に励んでいる。
柳月スイートピアガーデンは柳月の店舗と体験工房に菓子工場を併設した帯広の新たな観光名所。帯広駅から8kmクルマで約15分だ。
住所:河東郡音更町字下音更北9線西18-2電話:0155-32-3366営業時間:夏期9時から18時 冬期9時30分から17時30分定休日:無休
帯広・十勝のホテルの特色駅へのアクセス便利な格安ビジネスホテルがあります/温泉を満喫できる大型旅館がたくさんあります/ランチやディナーも楽しめるシティホテルがあります/森の中に佇むペンションやロッヂがあります/湖や川を眺める絶景の露天風呂を備えたホテルがあります。現地ナビゲーターによる 帯広・十勝のホテルガイドを見る
おいしいケーキがよりどりみどりのスイートピアガーデン
店頭でしか買うことの出来ない柳月のケーキはとってもおいしいのにリーズナブル。100円台から買えてしまう商品も多く、根強い人気がある。お土産として持ち帰っても良いが、せっかく帯広の本店・柳月スイートピアガーデンに立ち寄ったのならば買ったばかりのお菓子やケーキを、その場で食べられるガーデンカフェがおすすめ。柳月ではコーヒーの無料サービスも行っているので、ケーキと合わせてこちらもぜひ利用しよう。
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