毎年7月15日と16日の2日間、照国神社(てるくにじんじゃ)で開催される鹿児島の夏の風物詩。祭りの期間中は、幅2.5メートルの大灯籠や約1000個の灯籠が飾られ、境内には色鮮やかな絵が描かれた明かりが並ぶ。また、夜店の出店やステージイベントが行われるほか、両日とも20時30分ごろから約300発の花火の打ち上げも。島津19代藩主・光久が上山寺新照院の観音堂を造立して参詣した際、多数の灯籠をつけたことにならい、檀家が灯籠を寄進したのが六月灯の始まりとされる。中でも島津斉彬を祭る照国神社のものは、鹿児島県内でも最大規模の祭りといわれる。