鹿児島県は、九州本土と、その南に連なる大隅諸島(おおすみしょとう)、吐臈喇列島(とかられっとう)、奄美諸島などから成り、本土の北部は熊本県と宮崎県に接する。本土南部では、太平洋に大隅半島と薩摩半島が突き出しており、その間には鹿児島湾(錦江湾)が広がる。湾内には大隅半島と陸続きの火山島・桜島がそびえる。 県内には世界自然遺産の屋久島をはじめとする多くの島があり、その総面積と有人島の総人口は日本一。県全体の海岸線の長さを合わせると約2640キロとなり、これは日本最北端の宗谷岬から沖縄県の宮古島までの距離とほぼ同じ。離島へは主に鹿児島新港からフェリーが就航し、種子島や屋久島、奄美大島、徳之島などには空港もある。