湯布院の由布岳のふもとに広がる牧草地で体育の日に開催されるユニークな大会。開放された牧草地で豊後牛を食べ、その後に思い思いの言葉を絶叫して、声の大きさや内容を競う。大人70人、子ども30人の計100人が、お立ち台で絶叫する。1970年代、経営難の酪農家が「牛一頭牧場運動」を起こした。これは、子牛購入のための資金を畜産農家に貸す代償に、米や椎茸、果物など地産食材を送るというオーナー制度。全国から牛のオーナーを募り、見事危機を乗り越えた。そのお礼にオーナーを招待して高原でバーベキューパーティーをしたのがきっかけ。昭和51年(1976)に第1回大会が開かれ、恒例行事になっている。