旬のもの 臼杵フグ フグといえば誰もが山口県下関市を思い浮かべるところだが、大分県臼杵市も漁獲高が多く、訪れたら食べてほしい食材の一つ。身が引き締まったふぐ刺しは、独特の歯ごたえやうま味がある。地元店舗で構成している組合フグ料理組合「ふぐの郷臼杵」では、フグの調理に独自のこだわりやルールを設けている。フグ刺しはその日さばいたものにこだわる。そのため、料理する時にまだ身が活きており、あまり薄く引けず、一片一片が少し厚め。食べごたえのあるフグ刺しを提供している。 津久見みかん 太陽の光をいっぱいに浴びながら、丹精こめて育てられたフレッシュな津久見みかんはビタミンCが豊富で、甘みが強い。種類も温州みかんだけでなく、サンつくみやポンカン等を始めとして、さまざまな品種のみかんを栽培している。県南柑橘広域選果場では、最新鋭の光センサー方式を用いてみかんを選別し、中身・外観とも品質のよいミカンを全国に出荷している。 モイカ(アオリイカ) アオリイカが正式な名称だが、豊後水道の藻場付近に生息することが多いことから地元ではモイカと呼んでいる。初夏にかけて生まれたモイカの成長は早く、秋には1キロ近くなるものもいる。流れの速い豊後水道で育まれることで、身も厚くねっとりとした食感が生まれる。一夜干しは酒の肴にぴったり。