鹿児島旅行 3月のおすすめ情報

旬のもの

さつますもじ
さつますもじ

「すもじ」とは鹿児島県で「ちらしずし」のこと。宮中の女房言葉が由来とされる。上流武士の食べ物であった「酒ずし」に対して、「さつますもじ」は庶民の間で人気があったと言われている。春の祝い事、特に桃の節句には欠かせない料理。さつま揚げやこが焼き、かまぼこ、壺漬けなどを、酢飯または白飯に混ぜ込み、「だん鉢」と呼ばれる黒さつまの鉢に入れる。地酒に浸した手で合わせていくため、地酒の香りがかすかに残るのが特徴。(画像提供:鹿児島県)

とびうお
とびうお

佐多、沖永良部、与論島などの暖かい海域に生息し、生産量は全国でも上位。種子島や屋久島では「トッピー」と呼ばれ、豊漁を祈る「どびうお招き」の風習が古くから伝わっている。昔から干物などにして食べられてきたが、新鮮なものは刺身でも美味しく、コリコリとした食感が楽しめる。また、白身で身がしまっているため、すり身でもおいしく、つみれ汁やさつま揚げに入れて食べられる。

あおりいか
あおりいか

鹿児島県では「ミズイカ」と呼ばれる。甑島、南薩、熊毛、大隅地どで水揚げされ、生産量は全国でも上位。コレステロールを下げ、胆石や心臓発作を防ぎ、乳幼児の脳の発達を促す作用があると言われるタウリンを多く含んでいるのが特徴。肉厚で甘みがあるため、刺身で食べることが好まれる。冷凍しても味が変わらず、甘みが増すため、土産物や贈答品としても人気。定置網による漁法のほか、えびに似せた餌木を使った一本釣りも行われる。

たびらいセレクション

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