旬のもの ユリ根 ユリ根とは、コオニユリなどの鱗茎。道内の生産量は全国の98%を占め、中でも羊蹄山の南麓に位置する真狩村は日本一の収穫量を誇る。栽培には3年~4年かかり、北海道の冷涼な気候が、より高品質なユリ根を育てる。ホクホクしていて甘さがあり、イモのような歯ざわりで、高級食材として主に関西方面に出荷され、茶碗蒸や御節料理に利用されている。 シシャモ シシャモ漁は、日高町の門別地域からはじまったといわれている。子持ちシシャモは、プチプチとした独特の食感があり、オスは卵に栄養分をとられないので脂ののりが違う。一般的には焼いて食べるが、日高では季節限定で刺し身や寿司のネタとして提供する店もある。下旬には旬のシシャモが味わえる「ししゃも祭り」が開催されている。 初雪 道民には馴染み深い雪虫(ユキムシ)。お腹に白い綿のようなふわふわしたものを付けたアブラムシの仲間で、この雪虫が飛びはじめると、降雪の時期が近いということで名付けられた。初雪は地域によって異なるが下旬。11月中旬を過ぎるとそろそろ積雪となり、12月上旬からは溶けない根雪となって北海道は長い雪の季節を迎える。