旬のもの ササラ電車 「ササラ」とは、竹のブラシのこと。弾力性に優れ、レールを傷つけずに雪を遠くへ飛ばせるササラを付けた路面電車は、札幌の冬の風物詩。毎年11月ごろから始まる積雪期にのみ運行する伝統の徐雪電車だ。北国ならではの路面電車として全国からファンが見学に訪れるほど人気が高い。車両を管理する電車事業所では、運行しない春から秋も、常に1台を展示している。 羊ヶ丘スノーパーク 例年1月上旬から3月上旬にかけて、クラーク博士像が建つ「さっぽろ羊ヶ丘展望台」で開催されるイベント。羊ヶ丘の広大な敷地の中で、さまざまな雪遊びを体験できる。「ミニ雪だるま作り」や、「歩くスキー」、チューブで滑る「チューブそり滑り台」など多数の遊びが揃う。雪遊びの体験料は無料(入場料は必要)。観光で訪れた人も気軽に楽しめるよう、ジャンパーの無料貸出しも行っている。 定山渓 雪三舞(ゆきざんまい) 札幌南区の定山渓温泉街で、毎年1月中旬頃に雪を用いたさまざまなアクティビティやアトラクションを揃えたイベントが実施される。有料のものと、無料で楽しめる子ども向けのキッズパークとがある。犬ぞり、スノーラフティング、チューブ滑り、乗馬や、かまくらの中でのバーベキューなど、雪深い冬ならではの遊びが満載だ。定山渓温泉での日帰り入浴をあわせて楽しむのがおすすめ。 JRタワーT38「そらの初日の出」 北海道内の展望台では一番高い場所にあるJR札幌駅直結のJRタワー展望室「T38」。ここで元日の早朝に開催される人気イベントが「そらの初日の出」だ。元日は特別に午前6時から営業がスタート。初日の出の予想時刻は例年、朝7時をまわった頃だ。毎年多くの人がご来光を楽しんでいる。イベントにはT38入場料のみで参加が可能だ。