北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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達人指南
現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。
「堺町通り」は小樽運河に次ぐ、小樽の人気観光スポット。小樽オルゴール堂のあるメルヘン交差点から、北のウォール街へ向かってのびる約900メートルの通りを指す。この通りを楽しむコツを人力車の車夫として活躍する酒井さんに聞いた。
かつては国道で、明治時代~昭和初期にかけて市の繁栄を支えてきたため、「堺町通り」には今も当時を思わせる古い商家や洋館がずらり。洋風のクラシカルな面影の建物はもちろん、和テイストのレトロな家屋も多く、見ているだけで十分楽しめること間違いなし! 現在はそれらを再利用したガラス店や洋菓子店など、個性的な店舗が軒を連ねる商店街として活気あふれ、明るい時間帯は多くの観光客で賑わっている。
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(さかい ようへい) 酒井 陽平さん
小樽運河沿いの大通り(道道臨港線)から一本内側にある堺町通りは、人力車を利用するお客様からの「案内して欲しい」という要望が多い人気スポット。ただ人力車だとだいたい10分程度で回れてしまうので、より街歩きを楽しんでもらうために、北運河や北のウォール街という小樽ならではの趣を感じられるエリアを巡り、最後に堺町通りへお連れするというパターンが多いです。 堺町通りにある店のほとんどが夏は18時、冬は17時くらいでクローズしてしまいます。明るいうちに散策できるよう、スケジュールを組むのがポイントです。距離感がいまいちつかめないというお客様は、予算と時間の都合を伝えて、俥夫に相談してみてください。
小樽には数多くのレトロな建物や歴史的建造物がありますが、堺町通りも例外ではありません。漁家・倉庫・店舗・料亭・寺院・教会・銀行など、さまざまな用途の建物が造られ、現在もその面影を残しています。 運河側から堺町通りに向かうと、まず最初に目に入るのが「大正硝子館」の本店。明治39年(1964)に建てられた名取高三郎商店を改装した趣のある店舗です。「大正硝子館」は「とんぼ玉館」や「びーどろ館」など堺町通りにいくつか姉妹店があり、どの店も個性豊かで違った魅力が楽しめます。 「大正硝子館」の道路を挟んで隣にある「小樽浪漫館」は、明治41年(1966)に建てられた旧百十三銀行小樽支店を利用したもの。アンティーク家具が配された明治期の由緒ある建物の中には、テーブルを埋め尽くすほどの天然石やアクセサリーを販売しています。
世界中のオルゴールを扱う「小樽オルゴール堂」の建物も必見です。写真の岩永時計店を再利用しているのが堺町店。屋根の装飾や軒の繰り方など細部にデザインが施され、瓦葺きの屋根には商店では珍しい一対のシャチが飾られています。北海道有数の精米・米穀商である共成の店舗を利用した本店や、旧上勢友吉商店を改装した「小樽オルゴール堂 手作り体験 遊工房」もぜひチェックしてみてください。 またメルヘン交差点そばにある2つの建物にも注目を。旧戸出物産小樽支店の建物を使った「スーベニールオタルカン」は、アンティークの魅力あふれるガラス工芸やオルゴールなど、取り扱っている商品もレトロ。旧北陸銀行の建物を一部改修したのが、小樽を代表するお菓子メーカー「銀の鐘」の1号店。2階にはカフェも併設しているので、歴史的建造物でひと休みしてみてはいかがでしょう?
「堺町通り」と言えば、スイーツの食べ歩きが楽しめることでも有名。全国的にも知られている「ルタオ」は、計5店舗が集結しています。その他にも、シュークリームで知られる「北菓楼」や、創業40年のコーヒーショップ「可否茶館」が通りにずらり。休憩がてら、各店の自慢の一品を食べ比べてみてはいかがでしょう。買い物が楽しめ、スイーツが味わえるだけでなく、硝子の製作体験ができる工房や、小樽ならではの寿司店や海鮮の店も建ち並ぶ堺町通り。さらに通りを盛り上げようと、平成24年(1949)には堺町通り商店街振興組合が発足しました。毎年7~8月には組合主催の「堺町ゆかた風鈴まつり」が行われ、ガラスの風鈴が夏の堺町を飾ります。イベント開催時には、またひと味違った雰囲気が楽しめますよ。観光を楽しむならホテル選びも重要!ホテル・宿を見つけて、旅行に行こう!
堺町通りにある飲食店の中から、味も接客も間違いなしの3店舗をピックアップ!
キャンドルや硝子細工など、雑貨店も多い堺町通り。ぜひ足を運んで欲しい3店舗はこちら!
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堺町通りの最寄り駅はJR南小樽駅。JR小樽駅からも徒歩20分程度で足を運べる。
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札幌駅前バスターミナルから小樽駅まで「高速おたる号」で約65分。往復1110円、片道590円。⇒観光に便利!札幌発の小樽観光バスツアーのプラン
JR函館本線「札幌駅」から「南小樽駅」まで、快速エアポートで約30分。「南小樽駅」から徒歩約10分。「札幌駅」から「小樽駅」までは、快速エアポートで約35分。「南小樽駅」から徒歩約20分。
<小樽のホテルの特色>・北海道でも新鮮な魚介類を提供している施設が多いです・道内でも有名な観光地のど真ん中で、歴史的建造物に激安で泊ることができます・ホテル周辺には、お寿司屋さんや新鮮な魚介類、B級グルメを楽しむ事ができるお店があります小樽のホテルを探す
とっておきの撮影スポット
堺町通りの南端に位置する五叉路の交差点。交差点の中心部には、この地区のランドマークタワーともいえる常夜灯が設置されています。これは明治期、小樽市信香町の丘の上にあった木製の灯台を再現したもの。日没時にはセンサーにより点灯し、ヨーロッパの街角のような光景に。記念写真の撮影場所や休憩場所としても人気です。小樽オルゴール堂前に設置されている蒸気時計も交差点の名物の一つ。白煙とともに豪快な汽笛で、15分おきに時刻を知らせます。
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