雪の様子 北海道のイメージは雪。確かに例年10月から雪が降り始め、根雪は4月まで溶けない。つまり、半年間が冬になる計算だ。冬になると大陸から日本に向かって乾いた風(季節風)が吹いてくる。この風は日本海を通過する際、多くの水蒸気を吸って水分をたっぷりと含んだ雲に成長する。この雲が日本海側やオホーツク地域に豪雪をもたらす。しかし、北海道の中央部には大雪山などの高い峰々が連なり、その峰を越えた後は、乾いた空気となって太平洋に抜けるため、釧路など道東の降雪量は比較的少ない。 冬の北海道を旅行する際は、“どの地方”を訪れるのかをまず意識しよう。また、空港や列車などの交通機関の雪対策は万全だが、万が一に備えて雪情報を確認してほしい。 北海道の年間降雪量の目安