1. 阿蘇内牧温泉の“いま”を現地から紹介

ニュース

お得なパッケージツアーやアクティビティ、イベント情報、新発売の商品など、現地編集部が独自の視点で取材したニュースを毎日配信しています。

阿蘇内牧温泉の“いま”を現地から紹介

【投稿日】2016年05月23日(月)| 熊本発

九州の元気を、現地から紹介する

阿蘇の外輪山と水田の現在。“阿蘇らしい風景”は変わらずここに

地震後の温泉地の状況を伝えるべく、黒川温泉からほど近い「阿蘇内牧温泉(あそうちのまきおんせん)」へと向かった。

黒川温泉からは国道212号線を使い、車で約30分。途中、外輪山の尾根から下る際に、阿蘇の雄大なカルデラが見える。緑のなだらかな斜面は、ところどころ崩れて茶色い山肌をのぞかせており、今回の地震の大きさを物語っている。

阿蘇内牧の温泉街には、わずかに観光客が訪れていたが、その大半は“あか牛丼”で有名な「いまきん食堂」が目当ての人々だ。それでも、観光客が訪れていることは非常に喜ばしい。

阿蘇温泉観光旅館共同組合の吉田さんは、「地震以降の観光客の減少は相当なもの。ゴールデンウィーク後の宿泊客は、ほぼゼロ。復興支援関係者の方が宿泊してくれているのみといった状況です……。余震はほとんどなくなり、道路の復旧も進んでいるので、一日も早くお客さんに戻ってきてほしい」と話す。

阿蘇内牧温泉街の「いまきん食堂」前

阿蘇の町を車で走っていると、やはり倒壊した家屋や、ひび割れた農道が目に飛び込んでくる。地震の凄まじさを感じると同時に、それでも復興に向けて着実に進み始めている人々の力が、温泉街のそこかしこから感じられる。

阿蘇の魅力が目白押しの夏は、もうすぐやってくる。そのころには、再び多くの観光客が楽しむ光景が戻っていることを願うばかりだ。

【住所】
阿蘇内牧温泉
熊本県阿蘇市内牧

【交通アクセス】
福岡方面から
・大分自動車道「玖珠インターチェンジ」から国道387号、国道212号経由で約2時間50分

今、この宿、見られてます

関連タグ

×