1. 黒川温泉の“いま”を現地から紹介

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黒川温泉の“いま”を現地から紹介

【投稿日】2016年05月20日(金)| 熊本発

九州の元気を、現地から紹介する

現在の「いご坂」。黒川名物どらどらバーガーはここで食べられる

全国的な人気を誇る「黒川温泉」は、現在どのような状況なのか。九州の現地記者が5月19日、黒川温泉を取材した。

福岡方面から黒川温泉への車でのアクセスは、通常であれば大分自動車道日田インターチェンジから国道212号線、国道442号線を経由するのが一般的だが、現在は国道212号線が松原ダムで通行止め。ファームロードWaitaと国道387号線、国道442号線を通って向かう。

田の原川沿いにある温泉街は、スイーツ店やカフェが立ち並び、普段は日中でも多くの観光客でにぎわう場所だ。しかし、この日は歩いている観光客は数名という状況。

黒川温泉旅館組合理事の井 貴樹さんは、切実な状況を語ってくれた。「黒川温泉の宿全体は、ゴールデンウィークの5月3日~5月5日の3日間だけで、キャンセル額が5億3000万円に上りました。それ以降もキャンセルは増え続けており、各旅館は大打撃を受けています。まだ数軒は施設の補修で休館していますが、営業中の宿はお客さまが戻ってきてくれるのを待っています」

黒川温泉街を流れる「田の原川」

記者は黒川温泉街を隅々まで歩いてみたのだが、特に危険なところなどは見当たらなかった。この1週間で余震もほとんど起きておらず、温泉街に活気が戻る準備は十分に整っている。七つの泉質に恵まれ、湯めぐりや洞窟風呂など魅力も多い黒川温泉は、観光客が戻ってくるのを待っている。

【住所】
黒川温泉
熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川

【交通アクセス】
福岡方面から
・大分自動車道「日田インターチェンジ」から、ファームロードWaitaと国道387号線、国道442号線を通り約1時間20分


⇒達人コラム「黒川温泉 名物・湯めぐりと多彩な露天」

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