旬のもの 一口あわび あわびの養殖が行われている延岡市。5センチ~10センチの小ぶりのものを「一口あわび」として出荷している。育成期間は約1年と短く、生でも、調理しても身が固くならず、適度な柔らかさと歯ごたえを併せ持つアワビになる。良質の海藻のみを飼料としていることから、しっかりとした磯の香りを持っている。また、肝に苦味やエグ味が少なく、甘みがあるのも特徴の一つ。レモンをしぼってさっぱりと刺身で食べるか、炭火焼がおいしい。 キャベツ 温暖な地でしっかりと太陽を浴びて育った宮崎県産の「キャベツ」は、球が引き締まってずっしりと重く、甘みがあるのが特徴。生のままでも美味しく食べられる。また、加熱しても煮くずれしづらく、さらに甘さが増す。ビタミンUを豊富に含んでいるため、胃酸の分泌を抑え、粘膜の修復を助ける効果がある。高鍋町では、緑肥にひまわりを使った「ひまわりキャベツ」を栽培。夏には一面にひまわりが咲き誇り、人気を集める。 アールスメロン 宮崎市や国富町、小林市、川南町でハウス栽培されている「アールスメロン」。1本の樹木から1個の果実だけを残し、温度と湿度の管理を徹底して育てられたメロンは、果肉がやわらかくとろけるような食感が特徴で、濃厚な甘みと芳醇な香りを持つ。また、カロテン、カリウム、ビタミンCを豊富に含んでいる。小林市産のメロンで、糖度14度以上のものは「めろめろメロン」のブランド名で知られている。